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ダニエル・ラドクリフ、『ハリー・ポッターと呪いの子』での再演について言及 ─ 「今は興味ない」

ダニエル・ラドクリフ
Photo by Gage Skidmore https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Daniel_Radcliffe_(14778996604).jpg | Remixed by THE RIVER

『ハリー・ポッター』シリーズの主演で知られるダニエル・ラドクリフが、ファンの間で映像化が望まれている『ハリー・ポッターと呪いの子』での再演についてコメントを出した。シリーズ卒業から早10年、変わらず俳優業に邁進するラドクリフが今思うこととは?

『ハリー・ポッターと呪いの子』は、映画シリーズ完結作『ハリー・ポッターと死の秘宝 PART 2』(2011)のラストでも描かれていたように、ヴォルデモート卿との戦いから19年後を描いたストーリー。当時20代だったラドクリフたちは、映画では特殊メイクによって中年の姿を演じていた。現在30代となったメインキャストの年齢は、19年後のキャラクターたちに少しずつ近づいてきている。

ラドクリフといえば、2021年には『ハリー・ポッター』シリーズ誕生から20周年を記念して製作された製作陣&キャストの同窓会番組に出演したばかりで、そこでは人生への大きな影響も語っていた。それでは、ハリー・ポッター役の再演についてどう考えているのだろうか。米The New York Timesより、『呪いの子』が映像化された場合に出演する意思があるのかを訊かれたラドクリフは、このように答えている。

「これは皆さんが望むような回答ではないかもしれません。でも(同窓会番組では)元の場所に戻って楽しむことができたと思います。なぜならもう日々の生活の一部ではないから。『ハリー・ポッター』から抜け出せたと思える段階に今はいて、それがとても幸せなんです。また戻るとなると、人生の大きな決断をすることになります。

『ハリー・ポッター』卒業後は、比較的小規模な映画への出演が目立ち、ミュージカル俳優としても大きく注目されたラドクリフ。直近でも『ガンズ・アキンボ』(2019)で個性的なキャラクターを演じたことが話題となり、最新作『ザ・ロストシティ』ではチャニング・テイタム&サンドラ・ブロックを相手に戦うヴィラン役で起用されるなど、まさに脱・ハリーな活躍を見せ続けている。いまのところ、こうしたキャリアを続けていくつもりでいるようだが、ラドクリフはこうも語る。

二度とやらないと言うわけではありませんよ。『スター・ウォーズ』の人たちだって復帰するまでに30〜40年くらいかかったわけじゃないですか。僕にとってはまだ10年ですよ。今すごく興味あるものではありません。

なお『呪いの子』については、同窓会番組でもラドクリフと再会を果たしていたクリス・コロンバス監督が、映像化に意欲を見せていた。『呪いの子』はハリーと父親の七光りであることに悩んでいた次男アルバス・セブルス・ポッターの親子の関係に焦点が当てられている。映画シリーズで見られた場面も物語の鍵を握り、実際に登場人物が過去に戻るシーンも多く登場するため、映画化された時にはぜひオリジナルキャストで実現してほしいところ。ちなみにロン・ウィーズリー役のルパート・グリントは再演について「ふさわしい時であれば参加するつもり」と前向きな意思を示していた

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Source:The New York Times

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SawadyYOSHINORI SAWADA

THE RIVER編集部。宇宙、アウトドア、ダンスと多趣味ですが、一番はやはり映画。 "Old is New"という言葉の表すような新鮮且つ謙虚な姿勢を心構えに物書きをしています。 宜しくお願い致します。ご連絡はsawada@riverch.jpまで。

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