「デアデビル:ボーン・アゲイン」はオリジンを描き直す? ─ チャーリー・コックス、トム・ホランド版スパイダーマンとの共演に意欲

マーベル・スタジオのもとで奇跡の復活を果たした「デアデビル」は、新シリーズ「デアデビル:ボーン・アゲイン」として新たな物語が準備中だ。この作品、Netflixの旧ドラマシリーズからの続編になるのか、それとも新たなリブート作品になるのか、現時点ではいまいち明らかになっていない。
デアデビル/マット・マードック役のチャーリー・コックスが語ったところによると、どうやらオリジンを描きなおす可能性があるらしい。「D23 Expo 2022」時の取材でコックスは、「コミックと同じように、もしかしたら同じストーリーを語る可能性があリます。時々、マードックの少年時代、旅の始まりに立ち返って、オリジンストーリーをまた語り直すかもしれない」と話している。
もっともコックス自身、「ボーン・アゲイン」の内容をどこまで知っているのかについて、当然ながら明らかにしていない。コックスはこの取材の前日に脚本家の数名と初めて面会しながら、脚本についてはまだ読んでいないと話している。今は、旧シリーズと「どう違うか、どういう共通点があるか」を楽しみにしている段階だという。一方で、全3シーズンで終了したNetflixの旧シリーズに続く「シーズン4」になるわけではないと改めて強調した。
デアデビルのオリジンについては、ハードな暴力描写も多いダークな作風が特徴だったNetflixの旧シリーズで既に描かれている。デアデビルは「シー・ハルク:ザ・アトーニー」のエピソードにもゲスト登場したが、非常に明るいキャラクター性が加えられている。仮に「ボーン・アゲイン」がオリジンを描き直すのだとすれば、マーベル・スタジオ流のテイストで上書きされることになるのだろうか。
なおこのインタビューで、コックスは「トム・ホランド版スパイダーマンとチームアップしたいか」とも尋ねられた。コックスはまず「どうでもいいかなぁ」とジョークを返した後、『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』でも少しだけ共演の機会があったことに触れつつ、「難しいんですよね。彼ら(製作陣)がどう考えているのかわからないので。都合がつくのかわからない。(「ボーン・アゲイン」では)18話もやりますからね」と率直な意見。「でも、スパイダーマンとの共演はぜひやりたい」と加え、ファン待望のタッグへの意欲を見せた。
「デアデビル:ボーン・アゲイン」は2023年より撮影開始予定。
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