Netflixドラマ「デアデビル」終了、主演チャーリー・コックスが胸中語る ─ 「もう演じることはないなんて、信じられない気持ちです」

マーベル・コミックを原作とするNetflixオリジナルシリーズ「Marvel デアデビル」の製作終了報道は、全世界のファンに大きな衝撃を与えた。シーズン3の出来栄えを受けて、シーズン4の製作に期待を膨らませていた矢先の出来事だったのだ。現に脚本家やプロデューサーたちは、すでにシーズン4の準備に着手していたという。
したがって、「デアデビル」終了に言葉を失ったのはファンだけではなかった。スタッフも突然の終了発表に驚かされ、出演者たちもそれは同じだったのだ。マット・マードック/デアデビルとしてシリーズの顔を務めてきた、主演俳優のチャーリー・コックスもそうだった。報道から約1週間の沈黙を破って、コックスは「デアデビル」製作終了について「理解はしていますが、本当に悲しいです」と話している。

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デアデビル役は「夢の仕事だった」
「僕たちの大勢が、シリーズが続いていくことを本当に望んでいました。もちろん、僕もそうでした。描くべき物語はたくさんあると思っていましたから」。米Entertainment Weeklyの取材にて、コックスはその胸中を語っている。
「こういうふうにして、この業界は回っていくんです。でも(「デアデビル」の)キャラクターは多くの人々にとって意義深いもの。今後、もうマット・マードックを演じることはないなんて、おかしな感じですよ。信じられない気持ちです。これまでの4年半、この役柄が生活の多くを占めていたわけですから。」
コックスはマット・マードック/デアデビルというキャラクターを演じたことについて「夢のような仕事。大好きでした」と振り返る。
「僕にとっては一番すばらしい仕事でした。すごく楽しかった。演じられることのすべてが最高でしたが、特に楽しかったのはスタントや格闘の振り付け全部。フィジカルの面ですね。」

その一方で、コックスはシーズン4で描かれるかもしれなかった物語について、むやみに思いを巡らせることには慎重だ。「つまらないことを言うのは嫌なんですが、正直に言うと、お答えすべきじゃないと思うんです」。
「これは本当に最近の話、いわゆるニュースの話題ですから。本当に多くの人が、とてもつらい思いをしています。僕たちが話し合っていたシーズン4のアイデアはすごくワクワクするものでした。でも僕がその予想をして、それがインターネットに載ったとしても、みなさんのお役には立てないかもしれません。僕の発言は、しばしば拾い上げられて拡散されるものです。誤った希望を与えるようなことはしたくないんですよ。」
それでもコックスは、もし機会があるならばデアデビル役を再び演じたいという意志をはっきりと示している。「どうすれば実現するかはわかりませんが、いつかまたやれるかもしれませんからね」。
「デアデビル」の終了報道に伴って、マーベル・エンターテインメントとNetflixは、現在デアデビルの新たな企画が存在することを示唆している。ただし、この新たな企画にコックスをはじめとした出演者やスタッフが続投するかどうかは不明のままだ。
Netflixオリジナルシリーズ「Marvel デアデビル」シーズン1~3は独占配信中。
配信ページ:https://www.netflix.com/title/80018294
Source: EW