「デアデビル」2年縛り契約が終了、マーベル・スタジオ作品への登場が可能に

2018年秋。Netflixで配信されていたマーベル・コミック原作ドラマ「ドラマ「Marvel デアデビル」、「Marvel ルーク・ケイジ」、「Marvel アイアン・フィスト」の製作終了が相次いで発表された。それから2年が経つが、デアデビルらNetflixオリジナルシリーズで活躍のヒーローたちの新天地については(熱心なファンたちの献身的な署名活動にも関わらず)何も聞こえてこなかった。
それもそのはず、彼らには「Netflixでの製作終了後(キャンセル後)、Netflix製作でないドラマシリーズや映画には最低2年間登場できない」という契約の縛りがあったためだ。
「デアデビル」におけるその契約が、2020年11月29日(現地時間)をもってついに終了になったと米Deadlineが伝えた。つまり、今後マーベル・スタジオが製作する作品、たとえばマーベル・シネマティック・ユニバースの映画やDisney+(ディズニープラス)配信のドラマシリーズなどに、デアデビル/マシュー・マードックが登場することも可能になった、ということである。
一連のNetflixオリジナルシリーズの中でも「デアデビル」は特に人気が高く、「#SaveDaredevil(デアデビルを救え)」を合言葉に、復活を願うファン活動が盛んだった。中核となるTwitterアカウントの@RenewDaredevilは、Netflixでの契約終了を好機に、「#SaveDaredevil」をトレンド入りさせるためツイートを呼びかけ。結果は、アメリカでトレンドの5位に入り込んだようだ。
This is not a drill! The Daredevil moratorium ends 🚨 THIS SUNDAY November 29 🚨 and we need your help to get #SaveDaredevil trending 😈! Read up on our website @ https://t.co/yrLLTKK8m9 or continue with this thread for more details 👇 pic.twitter.com/M1DQKhSnBu
— We Are #SaveDaredevil (@RenewDaredevil) November 24, 2020

ドラマの終了時、Netflixは「『デアデビル』の登場人物は、マーベルによる今後のプロジェクトで生き続けるでしょう」と発表。今後はMCU作品で登場しうることを示唆していた。契約都合上、この2年間は音沙汰がなかったわけであるが、今後はいつ何時、何かしらの発表がなされてもおかしくない。
また、「アイアン・フィスト」「ルーク・ケイジ」「ジェシカ・ジョーンズ」についても、順を追って同様に“2年縛り”から放たれるだろう。ただし「パニッシャー」については、当時「契約が別」と伝えられており、この限りではないと見られる。
「デアデビル」は出演者も再演を熱望。キングピン/ウィルソン・フィスク役ヴィンセント・ドノフリオもTwitter上でファンからの再演の呼びかけに度々応答している。
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Source:Deadline