「ストレンジャー・シングス」お父さん体型推進派デヴィッド・ハーバー、ぽっちゃり過ぎで『X-MEN』オーディションに落ちていた

リブート版『ヘルボーイ』、ドラマ「ストレンジャー・シングス」のデヴィッド・ハーバーが、過去『X-MEN』シリーズのオーディションにて「太りすぎ」という理由で落選していたことが分かった。ハーバー自身が2018年1月4日、テレビ番組「ザ・レイト・ショー・ウィズ・スティーヴン・コルベア」にて明かしている。
デヴィッド、お父さん体型推し
近年アメリカでは、適度にお腹の出た、まるでお父さんのような体型(Dad Bod)が「筋肉ムキムキの固い身体より寄り添うときに気持ちいい」などとして女性に人気だ。まさにハーバーが「ストレンジャー・シングス」で演じたホッパー署長のようなぽっちゃり体型はいまやセックス・シンボルにもなっているそうで、ハーバー自身も今では「セクシーだと敬うべき」と、お父さん体型の素晴らしさをアツく語っている。だが、その過去にはぽっちゃりが故の苦労もあったようだ。
デヴィッド・ハーバーが以前『ウルヴァリン: X-MEN ZERO』(2009)のブロブ / フレッド・デュークス役のオーディションに参加したときのことだ。ブロブは肥満体系ながら敏捷な身体能力、そして怪力を持つミュータント。その役を射止めるために、ハーバーはあるパフォーマンスをしたのだという。
「今でも覚えています。オーディションの最後に、シャツを少しまくり上げて、お腹のお肉をつまみながらこう言ったんです。“ここにブロブがあるぞ”って。」
オーディションでの監督の反応は上々だった。その後ハーバーはホテルでのミーティングに呼ばれ、「デヴィッド、私たちは君が大好きだし、本当に素晴らしい俳優だと思ってる」と監督直々に言われたそうだ。だが直後に、「少しだけ心配していることがある」と告げられたのだという。
「監督はこう言ったんです。”心配っていうのは、君がオーディションで最後に見せたお腹のことだ。僕たちは、君がこの役をやるのにスーツを着れないんじゃないか、あるいは単純に不健康じゃないかということを心配しているんだよ”。僕はね、”じゃあ、僕はブロブを演じるのにさえ太りすぎだっていうことなんですか?”と言いましたよ。僕がお父さん体型だってことに気づいたのはその時ですね。」
結局ハーバーはオーディションに受からず、ケヴィン・デュランドがブロブ役を射止める形となった。
肥満体型の役にすら落ちてしまったデヴィッド・ハーバーだが、その「お父さん体型」は今や全米女子(の一部)から人気を集めている。ヒーロー映画『ヘルボーイ』のために一度は身体を絞ったものの、撮影後はドーナッツ・トレーニングでお父さん体型に戻るべく奮闘しているとのことだ。デヴィッド・ハーバーが主演する映画『ヘルボーイ』は、2019年1月11日より全米公開予定。
(文:まだい)
Source: http://comicbook.com/horror/2018/01/04/stranger-things-david-harbour-dad-bod/
https://www.youtube.com/watch?v=L10nXfm2emM
Eyecatch Image:Gage Skidmore