『ブラックアダム』米特報映像、ドウェイン・ジョンソンがDCユニバースの「階級変える」 ─ ジャスティス・ソサエティ登場へ

DC映画『シャザム!』の宿敵ブラックアダムを描く単独映画『ブラックアダム(原題:Black Adam)』の特報映像が、DC史上最大のバーチャルイベント第1弾「DCファンドーム:ホール・オブ・ヒーローズ」にてお披露目となった。
主演ドウェイン・ジョンソンのナレーションと共に、アニメーションが施されたコンセプト・アートが次々見られる内容となっている。
ブラックアダムは、支配欲求に取り憑かれた、シャザムの宿敵として知られる。本作では一種のダークヒーローとして描かれるとされている。古代エジプトでカーンダックの奴隷を解放し、そのためロック・オブ・エタニティの魔法使い(ウィザード)に封印され、復讐を果たすべく現代に蘇る、といった原作コミックの背景が踏襲されるようだ。
「5,000年前。カーンダックは文化、富、力、そして魔法の“るつぼ”だった。しかし、ほとんどの民は首に鎖を繋がれているだけだった。カーンダックにはヒーローが必要だった。そこに現れたのが俺だった。俺はやるべきことをやった。そのせいで、俺は投獄された。
そして、5,000年後。俺は自由だ。約束してやろう。もう二度と、俺を止められない。」
また、かねてより示唆されていた『ジャスティス・ソサエティ』の登場も明らかに。正式名称はジャスティス・ソサエティ・オブ・アメリカ、DCユニバース史上最初のヒーローチームだ。1940年のコミックで既に登場しており、ナチスドイツへの抵抗を試みたヒーローたちが協力したことから誕生したという背景がある。
映画『ブラックアダム』には、大きな翼で空を飛ぶホークマン、魔術界のスーパーヒーローであるドクター・フェイト、風を操るサイクロン、身体を巨大化させられるアトムスマッシャーが登場する。ホークマンとアトムスマッシャー(アトム)は「レジェンド・オブ・トゥモロー」をはじめとするドラマにも登場している(もちろん映画とは別のバースである)。
Concept trailer for #BlackAdam from #DCFanDome confirms who’ll be in the #JSA pic.twitter.com/YUeqmOYMRW
— SFX magazine (@SFXmagazine) August 22, 2020
「いじめっ子を倒すコツは知っている。でも、助けが欲しい連中もいる。ホークマン、ドクター・フェイト、それに連中の新人ども。サイクロンとアトム・スマッシャーだ。
連中は『ジャスティス・ソサエティ』と名乗ってる。真実と正義の信念ために戦うんだと。
なら、俺から教えてやる。俺が戦う信念は、俺だ。これぞ真実、正義、そしてブラック・アダムの流儀さ。」
Muito Obrigado Brasil!!
Coming to crush them all. #BlackAdam #TheJSA#DCFanDome https://t.co/EPw3wR9u2Y— Dwayne Johnson (@TheRock) August 22, 2020
ドウェイン・ジョンソンは、フラッシュ、シャザム、アクアマン、ワンダーウーマン、バットマンにスーパーマンといったおなじみのDCスーパーヒーローの名を挙げながら、「彼らに知らせてやろう。もうこれまで通りにはいかない。DCユニバースのパワーのヒエラルキー(階級)が変わろうとしている」と殴り込み宣言。『ブラックアダム(原題:Black Adam)』は2021年12月22日の米公開予定。
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Source: DC FanDome