『ザ・スーサイド・スクワッド』初映像、メイキングたっぷり ─ 「戦争映画とジェームズ・ガンのコメディが融合」

『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』シリーズのジェームズ・ガン監督によるDC映画『ザ・スーサイド・スクワッド(原題:The Suicide Squad)』より、初めての映像が公開された。2020年8月23日(日本時間)、DC史上最大のバーチャルイベント第1弾「DCファンドーム:ホール・オブ・ヒーローズ」のトークセッションにてお披露目となっている。
公開されたメイキング映像では、同じくDCファンドームにて配役が発表された出演者たちの姿や、激しいアクションシーンの撮影風景、そしてキャスト&スタッフのコメントを見ることができる。とてつもなく情報量が多いので、一時停止しながら、何度もチェックし直してほしい。
「みんな驚くと思う」「“どうやったんだろう?”って思われるでしょう」という証言に続くのは、ガン監督自身の「今までのスーパーヒーロー映画とは違うものになる」という証言だ。“DCの悪党集団”スーサイド・スクワッドを自身の解釈で描く本作は、プロデューサーのピーター・サフランいわく「70年代風のリアルな戦争映画と、ジェームズ・ガンのキャラクターとコメディが融合する」一作になっているそう。これまでのテイストを継承する、マーゴット・ロビー演じるハーレイ・クインの振り切れようも見てとれる。ジョン・シナ演じるピースメーカーは、シナいわく「軽蔑すべきキャプテン・アメリカ」……。
今回の映像はメイキングとインタビューを中心に構成されているが、本編のものと思しき映像も少しずつ確認することができる。そのいずれからも、本作が破格のスケールであることがうかがえるだろう。イドリス・エルバは「巨大かつ壮大なコミックに命が吹き込まれた」といい、ガン監督は「自分史上最大の映画」だと豪語して、その製作を「映画人生で最高の、一番楽しい経験」だと語った。
ガン監督といえば『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』シリーズの印象が強いだけに、本作のテイストには長らく注目が集まっていたが、どうやらガン監督ら製作チームはまったく違う方向性に突き進んでいるよう。もっとも、「美しかったり、ただただヒドかったりする」悪党たちの群像劇だというだけに、ジェームズ・ガン作品らしいキャラクター造形も楽しみだ。豪華キャストのアンサンブルはもちろん、『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』ではロケット役のショーン・ガンが本作ではイタチを演じるところもポイント。2分に満たない映像だが、じっくりと味わってほしい。
映画『ザ・スーサイド・スクワッド(原題:The Suicide Squad)』は2021年8月6日に米国公開予定。
「DCファンドーム:ホール・オブ・ヒーローズ」は2020年8月23日(日)2:00~26:00に開催。第2弾「DCファンドーム:ディスカバー・マルチバース」は9月13日(日)2:00~26:00に開催される(※どちらも日本時間)。