マーベル『デッドプール』アニメ化が中止 ─ 「創作上の相違」により

マーベル・コミックの人気ヒーロー『デッドプール』のアニメ化企画が頓挫したとの残念な知らせが入った。米FX局が発表した。
このアニメ化企画では、『スパイダーマン:ホームカミング』(2017)や『ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー』(2018)への相次ぐ出演で役者としての活躍も目覚ましいドナルド・グローバーがプロデュースを手がけることも話題になっていた。『デッドプール』実写映画版を製作・配給した20世紀フォックス社と同じく、フォックス・エンターテインメント・グループの傘下あるFXが全10話のファースト・シーズンの製作を発表してからおよそ10ヶ月、残念ながら実現に至らぬこととなった。局の発表は以下の通り。
「創作上の意志の違いにより、FX、ドナルド・グローバー、ステファン・グローバーとマーベル・テレビジョンは『マーベル デッドプール』アニメシリーズを分かつことを同意いたしました。FXは、今後この企画を取扱いません。FXとマーベルの『レギオン』を通じたパートナシップは、今後も継続いたします。」
FX局のCEOジョン・ランドグラフ氏は2018年2月の米メディア向けプレスツアーにて、「映画とは全く異なるものにしたい」との意気込みを語っていたばかりだった。
ファンは気を落とす知らせとなったが、ライアン・レイノルズ主演による実写版映画続編『デッドプール2』は本予告編が公開となったばかり。2018年6月1日公開の本作では、果たせなかったアニメ版の分の活躍にも期待したい。また、ドナルド・グローバーがランド・カルリジアン役を演じる『ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー』も、同月6月29日より公開だ。
※2018年3月25日15時追記
マーベルが引き続き『デッドプール』アニメ化企画を進行するかは不明とのこと。
Source:Variety