イカれてるとしか思えない『デッドプール』の、イカれてるとしか思えない傑作エピソード集
デッドプールのもう一つの魅力
日本では10月5日にDVDとブルーレイが発売になった『デッドプール』。既に2作目、3作目の話題が耐えない。
[youtube https://www.youtube.com/watch?v=ZIM1HydF9UA]
デッドプールは第4の壁を破壊することが特徴で、映画でもその能力を発揮していた。
しかし、もう一つデッドプールを語る上で忘れてはいけないのが“おバカさ”である。
おバカというよりは完全にイカれているわけだが、ただイカれているのではなく、そのイカれ具合が勝利へと繋がっていることも多い。
今回は原作のコミックから、イカれてるエピソードをいくつか取り上げてみる。
イカれエピソード1:敵に寝返って増殖、結果勝つ
Secret Invasionというスクラル人が地球を攻めてくるエピソードでは極秘ミッションで単身、スクラル人を倒しに戦艦にのりこむが、あっさりとスクラル人に寝返ってしまう。
自分のDNAをコピーさせてスクラル人のデッドプール軍隊を作って指導を始めてしまう始末。
ところがデッドプールのイカれた頭脳までコピーしたためスクラル人のデッドプール軍隊は、殺し合いを始めたり、細胞の病気までコピーしているため、細胞破壊が進み軍隊は壊滅。結果スクラル人を内部から倒すことに成功してしまう。(あれ、意外と戦略家か)

イカれエピソード2:詳しくは聞かない方がいい常備食で結果助かる
Uncanny X-forceに所属していた頃のデッドプール。
アポカリプスの使いであるフォーフォースメンのメンバーであるFamine(飢餓を意味し、能力も相手を餓死に追いやること)に味方のアークエンジェルは極限まで空腹にされて、死にかけている。
「何を食べているかは聞かないほうがいい」と言って食料を支給し、空腹を満たそうとするデッドプール。
与えている食料とは、自分の肉。超回復能力があるから、切っても切っても人肉は生成される。
非常に恐ろしい話だがアークエンジェルはこれにて満腹となり戦線復帰。(味についてはもちろん言及なし。)

イカれエピソード3:敵に恋して結果助かる
スパイダーマンに登場するグリーンゴブリンでおなじみのノーマン・オズボーン(当時はシールドを政略的に乗っ取り、良い者面していた)に妨害されて報奨金を得られなかったデッドプールは復讐を企む。
しかし、配下のサンダーボルト(悪者を集めて作ったヒーローチーム…あれ、どこかで聞いたような)に妨害されてしまう。
ノーマンへの復讐心に燃えていたはずだが、サンダーボルトのリーダーであるブラック・ウィドウⅡ(Ⅱは悪人)に恋心が芽生えてしまう。
残念ながらサンダーボルトを前にして、メンバーのヘッズマンに頭を切り落とされてしまい、デッドプールは敗北する。
本来なら頭を切り落とされてしまっては超回復能力も使用できず、事実上の死亡状態になるが、胴体と頭を縫われた状態で復活を果たす。
実は惚れた相手のブラック・ウィドウⅡは変装したブラック・ウィドウ(映画でおなじみのナターシャ・ロマノフ)であり、ノーマンにバレないようにデッドプールの胴体と頭を縫い付けてあげていたのだ。
惚れた相手が良かった!

ここまで挙げてきたエピソードを考えると、デッドプールは確かにイカれているが幸運の持ち主だし、賢い。
Merc with a mouth<おしゃべりな傭兵>と呼ばれているが、その名に恥じず傭兵としては一流なのである。
映画の1作目でも幸運さは垣間見れたし、頭脳派も一部披露されていた。
2作目以降ではこの頭脳派な面が押されることを期待したい。
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