『デッドプール3』を『シビル・ウォー』『マイティ・ソー バトルロイヤル』的な作品にしたいとケヴィン・ファイギ意気込み

マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)でも大暴れしてくれそうなデッドプール。MCUへの参入に期待が高まる『デッドプール』シリーズ第3作について、ケヴィン・ファイギが意気込みを語っている。
サンディエゴ・コミコン2022では、フェーズ4~6の作品リストが怒涛の如く紹介されたが、言及されなかった作品の一つが『デッドプール3』だ。そこで米The Hollywood Reporterが、マーベル随一の悪童キャラについてファイギを直撃すると、こう答えが返ってきた。
「『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』や『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』、『マイティ・ソー バトルロイヤル』で出来たような方法で、いかに『デッドプール』を向上させるかが鍵になるでしょう。ライアン・レイノルズの世界に足を踏み入れるのは楽しいですよ。」
少し曖昧で掴みづらい発言だが、ファイギが例に挙げたのは、どれもMCUシリーズの第3作にあたる映画。特に『バトルロイヤル』は、第2作『マイティ・ソー/ダーク・ワールド』(2013)から作風を一変、コメディ映画で定評の高いタイカ・ワイティティを監督に迎えた大胆な作品となった。そういった点を踏まえると、ファイギはリスクを恐れず、『デッドプール3』に大きな変化をもたらしたいと考えているのではないだろうか。
脚本を務めるレット・リースは以前、「(『デッドプール3』は)最高の“場違い”の機会になると思います。デッドプールは映画の中心にいる狂人ですから、非常に真っ当な世界に狂人を放り込むのはピッタリの組み合わせ」と話していた。ファイギとリースのコメントを合わせると、前2作の世界観を踏襲しながら新たにMCUフレイバーを加え、リスクを恐れない楽しい映画が期待できそうだ。
Source:The Hollywood Reporter