傑作ミュージカル『Dear Evan Hansen』映画版、『ブックスマート』ケイトリン・ディーヴァーが出演交渉中 ─ 音楽は『ラ・ラ・ランド』チーム

傑作ブロードウェイ・ミュージカル『Dear Evan Hansen(原題)』の映画版に、『ブックスマート 卒業前夜のパーティーデビュー』(2020年8月21日公開)の女優ケイトリン・ディーヴァーが出演交渉中であることがわかった。米Deadlineなど複数のメディアが報じている。
物語の主人公は、人と接するのが苦手で社交不安に苦しむ高校生エヴァン・ハンセン。友人と呼べる存在が一人もいないという孤独な日々を送っている中、セラピストから自分自身への手紙を書くことを勧められていた。ある日、同じく学校で孤立していた同級生コナーが自殺してしまう。コナーは遺書を残すことはなく、友人もいなかったため、死を選んだ原因を探る手がかりが一切なかった。
ところが、そんなところに見つかったのが、「エヴァン・ハンセンへ(Dear Evan Hansen)」と記された手紙だ。コナーの両親はエヴァンを友人だと勘違いしてしまい、可愛がるようになる。一方、エヴァンは手紙が自分自身に宛てたものとは打ち明けず、コナー家との関係を深めていくことに……。
ケイトリン・ディーヴァーは、『ショート・ターム』(2013)での演技が批評家から高く評価された。そして、オリヴィア・ワイルド監督の青春コメディ『ブックスマート』に主演して一躍有名に。「アンビリーバブル たった1つの真実」(2019)ではゴールデングローブ賞の主演女優賞にノミネートも果たしている。そんなディーヴァーが本作で演じるのは、エヴァンが想いを寄せるコナーの妹であるゾーイ役だ。なお、主人公エヴァン役には、舞台版からベン・プラットが復帰する見込みとのこと。
監督は『ウォールフラワー』(2012)『ワンダー 君は太陽』(2017)のスティーヴン・チョボスキーが、脚本は舞台の戯曲を執筆したスティーブン・レベンソンが務める。そして音楽は同じく舞台版を手掛けたベンジ・パセック&ジャスティン・ポールが担当。二人は、『ラ・ラ・ランド』(2016)で劇中曲の作詞、『グレイテスト・ショーマン』(2017)で作詞・作曲を担当した音楽家コンビとしても知られている。