アメリカ版『DEATH NOTE』は超過激!エロ・グロ・スラング山盛りの「大人向け」作品に
Netflixが製作するアメリカ版映画『DEATH NOTE』の続報が到着した。監督を務めるアダム・ウィンガードが、新作『ブレア・ウィッチ』のインタビューで『DEATH NOTE』の近況を語ったのである。
やりたい放題の「大人向け」宣言
『DEATH NOTE』は、ウィンガード監督がコミック・アニメの実写化を初めて手がける作品だ。監督は自身の思い出を振り返りつつ、アニメを「大人向け」だとする考え方を語っている。
「クールなのは、この作品(『DEATH NOTE』)がアニメ(anime)の実写化だってことさ。カートゥーンは人を元気づけるものだけど、僕に言わせればアニメは大人向けだ。昔、“成人指定”の小さなステッカーが貼られた『AKIRA』を観たことを思い出すね。あれは衝撃的だった」
この経験から、ウィンガード監督は当時の感覚を『DEATH NOTE』にも活かそうと考えているようだ。
「初めてアニメを実写化することは僕にとってすごく重要なんだ。大人向けのテーマをはらんでいるしね。だから(『DEATH NOTE』には)ヌードもあるし、汚い言葉もあるし、暴力もたくさんあるよ。第二班の監督には『ホーボー・ウィズ・ショットガン』を撮ったジェイソン・アイズナーを呼んだ。僕と彼は友達だけど、アイズナーにはいい短編が3本あって、どれもすごく血みどろなんだ。彼を野放しにしたのさ。ヤバいことになってる」
『ホーボー・ウィズ・ショットガン』は「5分に1度以上の残虐描写」を売りとしたバイオレンス映画だ。しかしウィンガード監督自身が、「スプラッター版ホーム・アローン」とも呼ばれる『サプライズ』や、予測不能な恐怖で観客の度肝を抜いた『ザ・ゲスト』を手がけた要注意人物。『ブレア・ウィッチ・プロジェクト』の続編である『ブレア・ウィッチ』で、ついにホラー映画の最前線に飛び出した格好だ。

http://smashcutreviews.com/2014/10/netflix-flick-week-youre-next/
これまで日本でも、『DEATH NOTE』の実写映画には金子修介や中田秀夫ら実力派映画監督が挑んできた。新作『デスノート Light up NEW world』は『アイアムアヒーロー』のグロテスク表現が話題を呼んだ佐藤信介が手がけるだけに、表現としても新たな可能性が切り開かれるかもしれない。
それでもアメリカ版『DEATH NOTE』は、良くも悪くも日本では決してできない実写版となるだろう。Netflixにはレーティング(年齢規制)のシステムが存在しないが、同社が製作してきた作品には過激な描写も多く含まれる。『DEATH NOTE』もきっと作り手の意志が色濃く反映された映画になるはずだ。
Netflix製作による映画『DEATH NOTE』は2017年配信予定。
source: http://collider.com/death-note-adam-wingard-netflix/
Eyecatch Image:http://deathnote.wikia.com/wiki/Ryuk