『ジャスティス・リーグ』デスストロークの配役、ファンアートが一因だったことが明らかに

ファンアートが製作に作用した、貴重な例と言えるかもしれない。
DC映画『ジャスティス・リーグ』(2017)では、人気キャラクターのデスストローク/スレイド・ウィルソンがカメオ登場したことも話題となった。このデスストロークは俳優ジョー・マンガニエロが演じたが、キャスティングのきっかけとなった一つにファンが制作した二次創作のコンセプトアートがあったという。
制作したのは、ハイクオリティなファンアートで知られるBosslogic氏。自由な発想による映画のポスター風アートなどを、本物と見紛う出来で公開し続けている。
『ジャスティス・リーグ』でデスストロークを演じたジョー・マンガニエロは、現地時間2018年6月9日、メルボルンで開催された 「Oz Comic-Con」に登場。ここでマンガニエロが語ったところによれば、ベン・アフレックがまだDCコミックスのジェフ・ジョーンズと『ザ・バットマン』単独映画の脚本執筆にあたっていたころ、プロデューサーのジョン・バーグが「デスストローク」の名をGoogle検索、そこでBosslogic氏による件のファンアートを発見。これがきっかけで、ジョー・マンガニエロの元に出演オファーが届いたという。
During the Oz Comic-Con, it was revealed how @JoeManganiello got the role of Deathstroke in the DCEU.
“They wanted to introduce Slade at the end of Justice League…So Jon Berg searched Deathstroke on Google and saw @Bosslogic‘s fan art Joe as Slade and got the offer.” pic.twitter.com/B7YkKcUNsT
— Let’s talk Slade (@let_slade) 2018年6月9日
There was a lot more to it than that, but the artwork he did wound up playing a key part in it.
— JOE MANGANIELLO (@JoeManganiello) 2018年6月9日
このエピソードがOz Comic-Conに参加した複数のファンによって報告されると、マンガニエロ本人は自身のTwitterにて「(キャスティングには)他にも様々な要件があったものの、あのアートワークがきっかけだった」と認めている。
この話題がネットを中心に広まりを見せると、BosslogicはTwitter上で「今日のOz Comic-Conですごいことが起こった。どういうことなのか、たまげた」と投稿している。
Crazy this happened at @OzComicCon today. I had no clue, kind of mind blown https://t.co/wsBp6AH91v
— BossLogic (@Bosslogic) 2018年6月9日
なお実写版デスストロークは、『ザ・レイド』(2011)のギャレス・エヴァンス監督のもとで単独映画化の企画が存在する。詳細は明らかになっていないが、『ジャスティス・リーグ』同様にジョー・マンガニエロが同役を演じる予定だ。もしもマンガニエロ版デスストロークが単独映画化までこぎつけられたなら、Bosslogic氏の想像力や、そのアートに対するネット上の評判が実現の一因となった作品と言えるかもしれない。
Source:Joe Manganiello ,CBM