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『ドクター・ストレンジ』監督、『アベンジャーズ/エンドゲーム』の展開を知っている ─ 成功のカギは『インフィニティ・ウォー』

『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』サノス
© Walt Disney Studios Motion Pictures 写真:ゼータイメージ

映画『ドクター・ストレンジ』(2016)のスコット・デリクソン監督は、来たる集大成『アベンジャーズ/エンドゲーム』の展開を直接聞かされていたという。ファンの間で期待が高まり続けている今、スコット監督は自身のTwitterで当時のエピソードを振り返っている。

「マーベルで『ドクター・ストレンジ』の編集をしている時、ジョー・ルッソ(監督)とバッタリ会ったんです。『インフィニティ・ウォー』と『エンドゲーム』、両方のあらすじを教えてもらいましたよ。“1作目がうまくいけば、2作目はホントにスゴいことになりますね”と言いました。 #実話」

『ドクター・ストレンジ』は2016年10月に完成しており、一方で『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』(2018)および『エンドゲーム』の脚本作業は2016年を通して実施されていた。スコット監督はマーベル・スタジオのオフィスにて、脚本作業の真っ只中にあるジョー監督と遭遇し、そこでストーリーの内容を知らされたというわけだ。

しかし製作上の秘密主義が徹底されているマーベル・シネマティック・ユニバースでは、監督たちでさえ、自身の関与していない作品については何も知らされないケースが多い。『キャプテン・マーベル』のアンナ・ボーデン&ライアン・フレック監督も、『エンドゲーム』の内容については教えてもらえなかったというのだ。では、なぜスコット監督は、ジョー監督と“バッタリ会った”だけで物語の全貌を教えてもらうことができたのだろう。ドクター・ストレンジというキャラクターになんらかのヒントが隠されているのか、それともジョー監督の単なる気まぐれなのか。

ちなみにスコット監督は、ジョー監督に「“1作目がうまくいけば”2作目はホントにスゴいことになりますね」との感想を述べている。すなわち、『インフィニティ・ウォー』の成功こそが『エンドゲーム』を飛躍させるカギになっていたのだ。そして、ご存知のように『インフィニティ・ウォー』は見事な一本に仕上がっている。やはり、『エンドゲーム』は相当「スゴいこと」になっているのでは…!

映画『アベンジャーズ/エンドゲーム』は2019年4月26日(金)全国ロードショー

『アベンジャーズ/エンドゲーム』公式サイト:https://marvel.disney.co.jp/movie/avengers-endgame.html

予想外の結末とは

Source: Scott Derrickson

Writer

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稲垣 貴俊Takatoshi Inagaki

「わかりやすいことはそのまま、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすく」を信条に、主に海外映画・ドラマについて執筆しています。THE RIVERほかウェブ媒体、劇場用プログラム、雑誌などに寄稿。国内の舞台にも携わっています。お問い合わせは inagaki@riverch.jp まで。

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