ニコール・キッドマン&セバスチャン・スタン『ストレイ・ドッグ』新場面写真11枚、一挙公開

ニコール・キッドマン&セバスチャン・スタン共演のネオ・ノワール、『ストレイ・ドッグ』(原題:Destroyer)より、新たな場面写真11枚が一挙公開された。主人公エリン(キッドマン)が17年前の潜入捜査でクリス(スタン)と恋人同士を装った際の一枚や、幼い娘を背負い歩く姿など、現在と過去を行き来するカットの数々だ。
LA市警の女性刑事エリン・ベルは、若き日の美しさを遠い過去のものとして、酒に溺れ、同僚や元夫、16才の娘からも疎まれる孤独な人生を送っている。ある日、エリンの元に差出人不明の封筒が届いた。中身は、紫色に染まった1枚のドル紙幣。それは、とある事件の主犯からの挑戦状だった。
17年前、FBI捜査官のクリス(セバスチャン・スタン)と砂漠地帯の犯罪組織に潜入したエリンは、取り返しのつかない過ちを犯して捜査は失敗。その罪悪感は今も彼女の心を蝕み続けていたのだ。過去に決着をつけるべく、犯人を追う野良犬〈ストレイ・ドッグ〉と化したエリンは、灼熱の荒野へと車を走らせる。
オスカー女優ニコール・キッドマンは本作で刑事役に初挑戦し、ゴールデングローブ賞主演女優賞候補となった。従来のイメージを覆す、酒浸りの中年刑事役を演じるため、特殊メイクで顔かたちを変え、激しい暴力シーンや銃撃戦にも挑戦。エリンというキャラクターに複雑な陰影を与えた演技には「迫真の名演」「キャリア最高の演技」「こんなニコール・キッドマンは見たことがない」との絶賛が集まった。
監督は『インビテーション』(2018)などの日系女性監督カリン・クサマ。本作について「“女性が自らに立ち向かう”鮮烈なドラマです。観客の皆さんが、この物語に自身のこだまを見出し、共感を覚えてもらえることに期待しています」とコメントしている。ロサンゼルスでのロケを敢行した、数々の名作に連なる現代版フィルム・ノワール=ネオ・ノワールの野心作がやってくる。

映画『ストレイ・ドッグ』は2020年10月23日(金)TOHO シネマズ シャンテほか全国順次ロードショー。