『X-MEN:ダーク・フェニックス』はキャラクターに徹底集中、リアル路線でシリーズ再調整に挑む

『X-MEN』シリーズ最新作『X-MEN:ダーク・フェニックス(原題:X-Men: Dark Phoenix)』の最新情報を伝えたEntertainment Weeklyは、同作への期待が更に高まる証言の数々を報じている。
前作『X-MEN:アポカリプス』(2016)については「フランチャイズの基盤であるキャラクターたちから目を逸してしまった」「エモーションとキャラクターよりも、世界の壊滅とビジュアル・エフェクトの映画になってしまった」と認めるサイモン・キンバーグ監督(『アポカリプス』では製作・脚本を担当)は、ファンのために『X-MEN』シリーズの再調整を確約。「『ダーク・フェニックス』でやりたいことのひとつは、キャラクターにしっかり集中して、リアルな感情を注ぎ込み、今の世の中で共感できるテーマとして描くことです」と熱意を見せる。
「この映画はファンタジー要素が多いから、映画を観る観客全員が共感できてリアルなものにしたい」と意気込むのは、『ダーク・フェニックス』で重要な役割を担うジーン・グレイ/フェニックスを演じるソフィア・ターナーとて同じのようだ。「キャラクターが空を飛び出したら、現実離れしていると思う人もまだいるかもしれないのですが、ちゃんとリアリティがあると思うし、観る人に影響を与えると思うんです」と論じるソフィが明かしたところによると、『ダーク・フェニックス』でリアリズムに根ざすサイモン監督は撮影の大部分をステディカムのような手持ちカメラで敢行しているという。
こうした現実主義のアプローチは編集にも活きており、製作現場では実際に起こった自然災害の映像をリファレンスとして画作りが行われている模様だ。サイモン監督の信条は「演技と映像、特殊効果のすべてが自然で、本当の世界で起こっているように感じられなければならない」というもの。その拘りが現れ、『ダーク・フェニックス』は「「VFXのスケールだけでなく、そのニュアンスを届けるのに時間をかけたかった」として、本編撮影終了から劇場公開まで、実に1年の期間を設けている。
映画『X-MEN: ダーク・フェニックス』は2018年11月2日に全米公開予定。
Source:http://ew.com/movies/2017/12/08/dark-phoenix-team-x-men-apocalypse/

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