レオナルド・ディカプリオ&『ムーンライト』バリー・ジェンキンス、絶滅危惧種のゴリラを守るレンジャーの実話を映画化へ

『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』(2019)などのレオナルド・ディカプリオ、『ムーンライト』(2016)監督のバリー・ジェンキンスがNetflixとタッグを組み、マウンテンゴリラを守るレンジャーたちの姿を描いたドキュメンタリー映画『ヴィルンガ』(2014)を劇映画化することがわかった。米Deadlineが報じている。
原作ドキュメンタリーは、コンゴ民主共和国のヴィルンガ国立公園に生息するマウンテンゴリラを、絶滅の危機から命懸けで守るレンジャーたちを記録した衝撃の実話。同作ではヴィルンガ国立公園の多様性、激しい紛争や石油探査が続くコンゴにおける政治的・経済的な問題についても描かれている。同作はアカデミー賞長編ドキュメンタリー部門にノミネートされただけでなく、世界中の映画祭で受賞を果たした一作だ。
ジェンキンスは、今回の劇映画版で脚本を手掛ける。ドキュメンタリー版で製作総指揮を務めたディカプリオは、『レヴェナント: 蘇えりし者』のジェニファー・ダヴィッソンらと共にプロデュースを担当。製作総指揮にはドキュメンタリー版を手掛けたオーランド・ヴォン・アインシーデが就任している。なお、監督・キャストなどについては、今回の報道で言及されていない。
ちなみに、ディカプリオは俳優として、マーティン・スコセッシが監督を務め、ロバート・デ・ニーロと共演する次回作『キラーズ・オブ・ザ・フラワー・ムーン(原題:Killers of the Flower Moon)』を控えているところだ。一方、ジェンキンスはアイス・キューブ出演の映画『フリント・ストロング(原題:Flint Strong)』の脚本や、ドラマ「The Underground Railroad(原題)」の監督を務めている。
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