【続報】米ディズニーの21世紀フォックス社買収計画、交渉は今後も継続か ― 米報道

2017年11月6日(現地時間)、米ウォルト・ディズニー・カンパニーが21世紀フォックス社に対して事業の買収を交渉していたことがわかった。買収の主な対象とみられるのは、映画事業(20世紀フォックス)やテレビ事業(FOXネットワークス・グループなど)。このニュースは世界各国の有名メディアでも取り上げられ、大きな話題を呼んだ。
6日に第一報を入手した米CNBCは、10日(現地時間)にさらなる調査結果を報告している。ディズニーと21世紀フォックスの事業買収交渉は完全に終了したわけではないというのだ。
映画界激震の買収交渉、保留か中断か
ディズニーと21世紀フォックスの交渉は、6日の時点でCNBCによって「現在は行われていない」とだけ伝えられており、再開の見込みは不明とされていた。のちに米Wall Street Journalも同様の調査結果を報じるなか、米Bloombergだけが「交渉はこれ以上行われない」との証言を入手したのだった。
しかし10日、CNBCの記者であるデヴィッド・ヘイバー氏は、「鉛筆は置かれていない」としてディズニー・21世紀フォックスが買収交渉を断念していない旨を報じている。以前の情報通り、現時点では交渉こそ行われていないものの、「少なくとも提携の考えが棄てられたわけではないようだ」としているのだ。これが真実ならば、今すぐにではないかもしれないが、機が熟せば交渉が再開される可能性は高いとみられる。
ディズニーによる21世紀フォックス社の事業買収計画は、2018~2019年にディズニーが開始する映像配信サービスに向けてのものとも、マーベル・コミックの権利を一手に集約させるためともいわれているが、真実はわからない。逆にいえば、それだけ複数の理由が予想しうる関係性だということだが……。
Source: https://www.cnbc.com/2017/11/10/pencils-arent-down-on-disney-21st-century-fox-deal.html