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『第9地区』続編は進捗ナシ、「何も進んでいません」とニール・ブロムカンプ監督

第9地区
Photo by Chris-Håvard Berge https://www.flickr.com/photos/chberge/3908970207/ Remixed by THE RIVER

ニール・ブロムカンプ監督の人気映画『第9地区』(2009)はかねてより続編企画の存在が伝えられているが、現在は完全に停止している状態だという。ブロムカンプ監督がTHE RIVERの取材に明かした。

監督最新作『グランツーリスモ』の日本公開を控えるブロムカンプ監督に「『第9地区』続編の進捗はいかがですか」と尋ねてみると、「特にありません。何も進んでいないです」と、やや消極的な様子で答えた。

この企画はこれまで、『第10地区(District 10)』との名で製作予定が報じられていた。エイリアンと人間の共同居住区を舞台に、超国家機関MNUによる強制移住政策をきっかけに起こる事件をドキュメンタリータッチで描いた斬新な作品の続編。かつて監督は脚本執筆にも取り組んでいることを明かしていたが、その後具体的な情報は伝えられていない。

「今後、着手したいという気持ちはありますか」と聞き直してみると、「どうでしょう。わかりません」との回答。「これまで『グランツーリスモ』に全力投球でしたから、今はどうなるかわからないんです」と、現時点で期待できる見通しが立っていないことを伝えた。

ブロムカンプは今後、『スーサイド・スクワッド』シリーズのジョエル・キナマンが主演を務める映画『They Found Us(原題)』を手掛ける。人間と獣人ロボットがエイリアンと戦うという、ブロムカンプらしいSF作品。現在はストライキ中ということもあり、仮に『第9地区』続編が再び動き出すとしても、吉報が聞こえるまでにはまだ時間がかかるかもしれない。

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中谷 直登Naoto Nakatani

THE RIVER創設者。代表。運営から記事執筆・取材まで。数多くのハリウッドスターにインタビューを行なっています。お問い合わせは nakatani@riverch.jp まで。

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