ジェニファー・ローレンス、『ドント・ルック・アップ』でハプニングが相次いでいた ─ 鼻ピアスを何度も吸い込み、歯まで失う

『バイス』(2018)などのアダム・マッケイ監督最新作、『ドント・ルック・アップ』(2021)のメインキャストのひとりであるジェニファー・ローレンスは撮影時に歯を失ったり、鼻ピアスを誤って何度も吸い込んだりと、幾度に渡り災難に見舞われていたようだ。
『ドント・ルック・アップ』は、地球を崩壊させる規模の彗星が迫っていることを知ったふたりの天文学者による社会風刺コメディ。ジェニファー・ローレンスが演じるのは、太陽系内を回る巨大な彗星を最初に発見した天文学を専攻する大学院生ケイト・ディビアスキーだ。
鼻に二種類のピアスをつけているキャラクターだが、そのピアスこそがローレンスにとって厄介な存在だったのだという。Vanity Fairのインタビューにてローレンスは、ピアスについて「ひとつはただぶら下がっているだけで、もうひとつは磁石になっています」と仕組みを説明した上で、「その磁石を何度も何度も誤って吸い込んでしまい、レオナルド・ディカプリオの前で吐き出さなければなりませんでした」と明かしている。
撮影中に起きたハプニングはこれだけではなかった。Varietyのインタビューにてローレンスは「撮影の早い段階で歯を失いました。映画の最後まで歯医者に行けなかったので、映画のほとんどを歯なしで撮影しなければなりませんでした」と話している。失ったのは一枚のベニアとのことで、それはチップを歯に貼ることで美しく見せられるもの。いかにしてベニアが剥がれてしまったのかは明かされていないが、撮影に支障をきたすことはなかったようだ。
ローレンスを襲った災難はこれだけに尽きず、とあるシーンの撮影中に、ガラスの破片が顔に当たり軽症を負う事故が発生していたという。さまざまな不運に見舞われながらの撮影だったわけだが、事なきを得て完成された本作は、ゴールデングローブ賞にて作品賞をはじめ、脚本賞・主演男優賞・主演女優賞に候補入りを果たしている。ローレンスの受賞にも期待したいところだ。
Netflix映画『ドント・ルック・アップ』は、2021年12月24日(金)より独占配信開始。一部劇場にて公開中。
Source: Vanity Fair , Variety , The Boston Globe