「ライアン・レイノルズにグリーン・ランタンを再演してほしい」デッドプール生みの親がリクエスト

一周回って、アリなのかも?
コミック『デッドプール』生みの親ロブ・ライフェルドが、映画でデッドプール役を演じたライアン・レイノルズにグリーン・ランタン役の再演を求めている。自身のTwitterに投稿した。
I swear to you, I would love to see Ryan return as Green Lantern. I think it would receive positive reactions. The end credits to Deadpool 2 notwithstanding. Could be massive, just sayin.
— robertliefeld (@robertliefeld) 2018年12月26日
「真面目な話、ライアン・レイノルズにはグリーン・ランタンを再演して欲しい。良い反応が得られると思うんだよね。『デッドプール2』のエンドロールもあったけどさ。すごいことになると思う。ただ言ってみただけだけどね。」
この記事では『デッドプール2』エンドロール後の映像について触れています。
グリーン・ランタンは、マーベルではなくDCコミックスの代表的ヒーローのひとりで、2011年にはライアン・レイノルズ主演で映画化を果たしており、残念ながら興行・批評の両面で厳しい戦いを強いられた。『デッドプール』ではライアンがマーベルとDCの二大権利元をまたいでの主演となったため、劇中(および周辺)でも格好の「イジり」の餌食に。『グリーン・ランタン』出演の過去は、いわば「笑える黒歴史」として取り上げられるようになる。
最も痛快だったのが、『デッドプール2』エンディング後のオマケ映像だ。『グリーン・ランラン』製作前、ライアン本人が「大作に出られる」と喜び同作の脚本を手にしていたところ、背後からデッドプールが脳天を撃ち抜いて「どういたしまして、カナダ」と言う。良い結果が残せなかった『グリーン・ランタン』への出演を未然に防いだぞ、という振り切った自虐ネタだ。ロブはこの過激なジョークを経てなお、ライアンにグリーン・ランタンの再演を望んでいるのである。
『グリーン・ランタン』ネタのこれまで
『グリーン・ランタン』をめぐっては、これまでも事あるごとにネタとしてイジり倒されていた。たとえばデビッド・ベッカムにデッドプールが謝罪するプロモーション映像では、ベッカムに「君が謝るべきは『グリーン・ランタン』」と言わせているほか、トーク番組でライアンがジョシュ・ブローリンに「(僕の映画を観た)あなたが“この男はクソ”って言うところは想像できる」と口にしたところ、「それは『グリーン・ランタン』を観た時ね」と返す、などがある。
ちなみに『グリーン・ランタン』側からは、同作脚本家の一人であるマーク・グッゲンハイム氏が『デッドプール2』について「よくやった、ライアン・レイノルズ。よくやった。#グリーンランタン」と評したり、『グリーン・ランタン』配給の米ワーナーが「ごめん、ライアン・レイノルズ。(グリーン・ランタンの)リングを返してもらわないと」とジョークを放っている。
なおライアン・レイノルズ当の本人は2018年5月、『グリーン・ランタン』完成版を一度も観ていないとも語っていた。このたびのロブのコメントがきっかけになるかは分からないが、ライアン版『グリーン・ランタン』が再評価されれば、きっと改めて観直してくれる…よね?