『ブラックアダム』ドクター・フェイト役ピアース・ブロスナン、自前の結婚指輪&腕時計を身に着けて演じた理由に深い愛があった

ドウェイン・ジョンソン主演、5000年の眠りから目覚めた破壊神を描くDC映画『ブラックアダム』で、黄金のヘルメットを被ることで未来を予見したり、魔術を使えるようになるドクター・フェイト役を演じたピアース・ブロスナンは、実は撮影で自身の結婚指輪&腕時計を身に着けて演じていたそうだ。
米USA Todayのインタビューに応じたブロスナンによれば、普段は撮影で自身の結婚指輪を身に着けることはないそうだが、『ブラックアダム』は例外だったのだとか。ブロスナンと妻キーリーは、2022年8月に結婚21周年を迎えている。映画にドクター・フェイトの妻であるインザ・クレーマーは登場しないが、コミックで2人は長きにわたって仲睦まじいカップルとして共闘しており、ブロスマンは自身とフェイトの結婚を重ね合わせたのだろう。
また、妻から贈られたという腕時計は個人的なお守りで、時計に刻まれた「Time flies on love’s wings(愛の翼に載せて時間が過ぎていく)」とのメッセージが、ドクター・フェイトと彼の同志であるホークマンの友情にピッタリだと思ったからだと説明している。
「ホークマンとドクター・フェイトは何千年もの時を旅していて、彼らは特別な絆と友情、兄弟愛で結ばれています。ホークマンはリーダーであり、フェイトは多少なりとも彼の指導者的な存在ですからね。」
ブロスナンは、何千年にもわたってドクター・フェイトとホークマンが結んできた固い絆が、「Time flies on love’s wings」という言葉を象徴していると感じ、自分の時計を身に着けて演じたいと思ったようだ。どれほどドクター・フェイトがホークマンを大切に思っているかは、劇中で取ったフェイトの行動が物語っている。
ちなみにブロスナンにとってドクター・フェイトはかなり思い入れの強いキャラクターのようで、劇中の展開について複雑な心境も吐露していた。
DC映画『ブラックアダム』は公開中。
Source:USA Today