サム・ライミ監督、ホラー映画『スペル』続編始動を示唆 ─ まだ企画は初期段階

『死霊のはらわた』シリーズの生みの親であり、トビー・マグワイアが主演した『スパイダーマン』3部作でメガホンを取ったサム・ライミが、2009年に公開されたホラー映画『スペル』の続編企画の始動を示唆した。
先日ライミは、自身が製作で参加した映画『65(原題)』のプロモーションのため、「Reddit」のAMA(Ask Me Anything=質疑応答)企画に降臨。『スペル』の続編やスピンオフの可能性について質問されると、「(ライミの製作会社)Ghost House Picturesのロメル・アダムとホセ・カナスが、上手くいきそうなストーリーを考え出そうとしていて、彼らがそう出来るかどうかが気になっています!」と回答した。
アダムは前作にアシスタントとして参加し、カナスはライミが製作を手がけた『ナイトブック』(2021)『ドント・ブリーズ2』(2021)などでアシスタントを務めた人材だ。続編の企画はまだまだ初期段階の模様で、ライミはそれ以上の情報には触れていない。
『スペル』の主人公は、ローン返済に苦しむ老婆に冷たい対応をしてしまった銀行員のクリスティン・ブラウン。老婆から大きな恨みを買って呪いをかけられてしまったクリスティンは、この世の地獄を味合わされ、戦慄の3日間を過ごすことになる。『GAMER』(2009)のアリソン・ローマンがクリスティン役、クリスティンの恋人クレイ役で『ダイ・ハード4.0』(2007)などのジャスティン・ロングが出演。続編に主要キャストが続投となるだろうか。
近年のライミは、ドラマ「死霊のはらわた リターンズ」(2015‐2018)でクリエイターを務め、『ザ・グラッジ 死霊の棲む屋敷』(2020)『オンマ/呪縛』(2022)ではプロデュースを担当。『ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス』(2022)では監督を務め、15年ぶりにマーベル作品にカムバックした。2023年4月21日に米国公開予定のホラー映画『Evil Dead Rise(原題)』では製作総指揮を務めている。
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Source:Reddit