『ドクター・ストレンジ/MoM』新ヒーローのアメリカ・チャベスは「ユニバース間を渡り歩く」 ─ プロデューサーが能力を説明

マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)最新作『ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス』では、次世代を担う若手ヒーローが新たに登場する。原作コミックでは二代目ミス・アメリカとして活躍することで知られる、アメリカ・チャベスというヒーローだ。
2011年、コミックライターのジョー・ケイシーが出版した「Vengeance #1」にて初登場したチャベスは、2013年にコミック「Young Avengers」で再登場したのち、2017年に単独のコミックシリーズ「America」がスタートした。このたび米D23 Magazineではプロデューサーのリッチー・パーマーが、『ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス』において未だ多くが謎に包まれたチャベスについて言及している。
パーマーによれば、チャベスは「長いことMCUに登場させようとしていた人物」で、本作こそがその時機だったという。「“マルチバース”がタイトルにあるので、今作がそうするのにベストな場所だと思ったのです」とパーマーは語っている。
「彼女の能力は、マルチバースとも具体的に関係しています」とパーマーが語っているように、チャベスはマルチバースの危機に面したドクター・ストレンジにとって重要な存在となる模様。その貢献の仕方こそ、チャベスが授かった能力に関係しているようだ。パーマーは映画での彼女の能力について、こう明かしている。
「他のユニバースへの入り口を開けることができるというものです。ユニバース間を渡り歩くことができてしまうキャラクターはこれまでの映画では見たことが無かったと思います。」
この“ユニバース間を渡り歩く”というチャベスの能力はコミックから踏襲されたもの。ユートピア・パラレルという異次元の世界に生まれたチャベスは、ある悲劇を経て故郷を去る。しかし、ユートピア・パラレルに存在するデミアージ(Demiurge)というエネルギーでチャベスは特殊能力を備え、異次元間を移動することができるのだ。
魔術師のストレンジをもってしても発動することのできないパワーを持つチャベスは、マルチバースが開いてしまったことで生み出された脅威に、どう動いてくれるのか。もちろんストレンジからすれば“神”のような存在だろうが、パーマーはこうも予告している。「そうしたバリアを守る仕事に就いているドクター・ストレンジやウォンのようなキャラクターにとって(彼女の能力は)イライラするものです」。
『ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス』は2022年5月4日 (祝・水)映画館にて公開。
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Source: D23 Magazine(参照:Comicbook)