【ネタバレ】『ドクター・ストレンジ/MoM』のアノ人、3人登場する予定だった

この記事には、『ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス』のネタバレが含まれています。

『ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス』では、打倒サノスのために殉死した(とされていた)ドクター・ストレンジや双子の母親となっていたワンダ・マキシモフといった別世界のキャラクターが姿を見せるなか、医者ではなくマルチバースの専門家となっていたクリスティーン・パーマーも登場した。このクリスティーンがいたのは、アース-616のMCUに対して、アース-838と名付けられた世界。そもそも、バースの名付け親はバクスター研究所のマルチバース部門を管轄していたアース-838のクリスティーンその人だった。
2人のクリスティーンを演じ分けたレイチェル・マクアダムスによると、当初製作陣からは3パターンのクリスティーンが登場すると伝えられていたのだという。マクアダムスは、スタジオ側とのやり取りを米Indiewireに振り返っている。
「最初に言われた時からちょっとした変更がありました。最初は、3つのバージョンになると言われていて、最終的には2つに落ち着いたんです。けど彼らからは、1作目で演じたクリスティーン・パーマーとは全くの別人を演じることになると言われていました。私は、緊急治療室の医者ではなく、全く違う人生経験を持った違う人になるんだ、って。」

アース-838のクリスティーンは、その容姿にも違いが見られた。研究所で働く人間らしく、スタイリッシュさで言えば「スタートレック」シリーズに登場する乗組員の服装に近い制服を着用していた。マクアダムス自身、「アース-838のクリスティーン」パートの演技では、前回には無かったアクションにも精力的に挑んだという。マクアダムスは撮影時をこう振り返る。
「私はアクションが大好きです。何も考えないで出来ますし、驚くべきものが常に生まれる。私自身、スポーツをして育ったので、身体を使って、前みたいに動けるかを確かめるのも楽しかったです。みなさんもそういうのが好きでしょう?あのような形で携われて、すごく満足しています。」
結果的に一人二役に留まったマクアダムスだが、「おびただしい量のメモを取りました」というから、三役を演じるとなると更なる努力を必要としただろう。それにしても3人目のクリスティーン、すごく気になる……。
Source: Indiewire