架空映画『ダンディー』超豪華キャスト結集!マーゴット・ロビー&ラッセル・クロウほか参戦の予告編公開

1980年代のオーストラリアが生んだ伝説のコメディ映画『クロコダイル・ダンディー』シリーズ。その続編として、ダニー・マクブライド主演、『アベンジャーズ』クリス・ヘムズワースが出演すると発表されたのが『ダンディー:ザ・サン・オブ・ア・レジェンド・リターンズ・ホーム(原題:Dundee: The Son of a Legend Returns Home)』だ。しかしこの作品、実はオーストラリア政府観光局が仕掛けた架空の映画だった。
のちに『X-MEN』ウルヴァリン役などで知られるヒュー・ジャックマンの出演も発表され、果たしてどこへ向かうのか、どんな着地点を見せるのか一切予想できなかった本企画。このたび、超豪華キャストがうっかり結集した予告編が公開されている……!
マーゴット・ロビー&ラッセル・クロウ、リアム・ヘムズワースら参戦!
ダニー・マクブライド、クリス・ヘムズワース、ヒュー・ジャックマン。すでに豪華な顔ぶれが揃っていた『ダンディー』に新たに加わったのは、現在のハリウッド、およびショービジネスで活躍する才能たち(全員オーストラリア出身)だ。
まずは『スーサイド・スクワッド』(2016)のハーレイ・クイン役で知られる、最新作『アイ、トーニャ 史上最大のスキャンダル』(5月4日公開)の演技が高評価されたマーゴット・ロビー。とりあえず「フリー・ビール!」と懸命にコールする姿だけ覚えておこう。そして悪役めいた登場を見せるのは、言わずと知れた大スター、ラッセル・クロウである。「ダンディーに教えてやろう。オーストラリアで一番危険な動物、それは……俺だ」。
そのほか予告編に登場するのは、『グランド・イリュージョン』(2013)『ノクターナル・アニマルズ』(2017)のアイラ・フィッシャー、『ジョン・ウィック:チャプター2』(2017)のアレス役が印象的だったモデルのルビー・ローズ、『インデペンデンス・デイ:リサージェンス』(2016)に主演したクリス・ヘムズワースの実弟リアム・ヘムズワース、若きソウル・シンガーであるジェシカ・マーボイ。そして『ハクソー・リッジ』(2016)のルーク・ブレイシーは“ザ・クリケット・レジェンド”なる役柄を務めている。豪華すぎる顔ぶれが、予告編であることを最大限に活かした「とりあえず出てればOK」精神で、次々によくわからない登場を果たすのだ。
本作『ダンディー』は、1986年公開の第1作より3作品が製作された『クロコダイル・ダンディー』シリーズの最新作とされていた。行方不明になったオリジナル作の主人公ミックを捜索するため、アメリカ都市育ちの息子ブライアンがオーストラリアを冒険するというあらすじで、主演には『トロピック・サンダー /史上最低の作戦』(2008)など多くのコメディ映画で知られるダニー・マクブライド、共演に『マイティ・ソー』シリーズのクリス・ヘムズワースを迎えた。ヘムズワースが演じるのは、オリジナル2作でジョン・メイロンが演じたウォルター・ライリーのツアー会社を継ぐ息子のウォリー・Jr.。オーストラリアの地を知り尽くしたアウトドア男という設定だ。
製作は前3作を手掛けたリムファイアー・フィルムで、当初、本作は2018年夏の全米公開予定とアナウンスされていた。2018年1月19日、突如オンラインで公開された予告編映像が注目を集めたが、その後、実はオーストラリア政府観光局による架空の映画だったと報じられている。
なお本予告編には、『クロコダイル・ダンディー』シリーズで主人公ミックを演じたポール・ホーガンがプロデューサーとしてクレジットされている。やはり仕掛け人はあなただったのか……!
『ダンディー:ザ・サン・オブ・ア・レジェンド・リターンズ・ホーム』の全編は、2018年2月4日(現地時間)に開催される「第52回スーパーボウル」でお披露目されるとのこと。果たして映画としての体をなしているのか、そもそも全編とは何なのか、気になる全貌までもうあと少しだ。
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