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ドゥニ・ヴィルヌーヴ最新作『デューン』ついに撮影開始、音楽にハンス・ジマー就任 ─ 超豪華スター結集、公式あらすじも発表

ティモシー・シャラメ ドゥニ・ヴィルヌーヴ
[左]Photo by Elena Ringo http://www.elena-ringo.com [右]Photo by Gage Skidmore https://www.flickr.com/photos/gageskidmore/35397143143/ Remixed by THE RIVER

『メッセージ』(2016)『ブレードランナー 2049』(2017)のドゥニ・ヴィルヌーヴ監督による大作SF映画『デューン(邦題未定、原題:Dune)』の撮影がいよいよ始まった。2019年3月18日(米国時間)、ワーナー・ブラザース&レジェンダリー・ピクチャーズが発表した。撮影はブタペスト、ハンガリー、ヨルダンにて実施される。

SF作家フランク・ハーバートの傑作小説『デューン/砂の惑星』(ハヤカワ文庫SF刊)を2部作構想で映画化する本作は、2020年11月20日に米国公開予定。第2作の製作については2019年3月現在アナウンスされていない。なお、このたび公式のシノプシス(あらすじ)が公開されている。

「神話的かつ情感あふれる英雄譚、『デューン』はポール・アトレイデスの物語。優秀で才能に恵まれた青年は、自分の理解を超えた巨大なる運命のもとに生まれ落ちた。彼は家族たちの未来を守るため、この宇宙で最も危険な惑星(アラキス、別称デューン)を旅せねばならないのだ。人類最高の潜在能力を引き出せる、もっとも貴重な資源(メランジ)をめぐって悪の力が噴き出すなか、みずからの恐怖心を克服できる者たちだけが生き延びることになるだろう。」

本作には、これまでヴィルヌーヴ監督とタッグを組んできたスタッフが集結。音楽を『ブレードランナー 2049』の名匠ハンス・ジマーが担当するほか、プロダクション・デザイナーには『メッセージ』『ボーダーライン』(2015)などのパトリス・ヴァーメット、編集者には『ブレードランナー 2049』『メッセージ』のジョー・ウォーカー、視覚効果スーパーバイザーには同じく『ブレードランナー 2049』のゲルト・ネフツァーが起用された。

そのほか、脚本は『フォレスト・ガンプ/一期一会』(1994)『ミュンヘン』(2005)のエリック・ロス、『ドクター・ストレンジ』(2016)のジョン・スペイツ、ヴィルヌーヴ監督が共同で担当。撮影監督は『ゼロ・ダーク・サーティ』『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』(2016)のグレイグ・フレイザーが登板している。

『デューン』超豪華キャスト陣

主人公ポール・アトレイデス役は『君の名前で僕を呼んで』(2017)のティモシー・シャラメ。母親レディ・ジェシカ役は『ミッション:インポッシブル/フォールアウト』(2018)のレベッカ・ファーガソン。父親のレト・アトレイデス公爵は『スター・ウォーズ』新3部作のオスカー・アイザックが務める。

アトレイデス家に仕える剣士ガーニー・ハレック役を『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』(2018)『デッドプール2』(2018)のジョシュ・ブローリン、同じく剣士のダンカン・アイダホ役を『アクアマン』(2018)のジェイソン・モモアが演じる。惑星アラキスに暮らす原住民の族長スティルガー役は、『ノーカントリー』(2007)『007 スカイフォール』(2012)のハビエル・バルデムだ。

一方、アトレイデス家と対立するウラディミール・ハルコネン男爵は『パイレーツ・オブ・カリビアン』『マイティ・ソー』シリーズのステラン・スカルスガルド。その甥である“ビースト”ラバンは『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』シリーズのデイヴ・バウティスタ、男爵家に仕えるメンタート(人間コンピュータ)のパイター・ド・ブリースは、『アントマン』シリーズや『ブレードランナー 2049』のデヴィッド・ダストマルチャン、そして聖なる意志のもとに人々を操るマザー・モヒアムは『愛の嵐』(1974)『さざなみ』(2015)のシャーロット・ランプリングが演じる。

そのほか、『スパイダーマン:ホームカミング』(2017)『グレイテスト・ショーマン』(2017)のゼンデイヤが惑星学者の娘チャニ役で出演。役どころは不明だが、『フェンス』(2016)『レディ・バード』(2017)のスティーヴン・ヘンダーソンも出演するほか、『グリーン・デスティニー』(2000)『レッドクリフ』2部作などのチャン・チェンが、アトレイデス家の医師であるユエ博士役で出演交渉に入っているという。

映画『デューン(邦題未定、原題:Dune)』は2020年11月20日に米国公開予定。3D、IMAX上映も予定されている。

Sources: Business Wire, THR

Writer

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稲垣 貴俊Takatoshi Inagaki

「わかりやすいことはそのまま、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすく」を信条に、主に海外映画・ドラマについて執筆しています。THE RIVERほかウェブ媒体、劇場用プログラム、雑誌などに寄稿。国内の舞台にも携わっています。お問い合わせは inagaki@riverch.jp まで。

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