【ネタバレ解説】『DUNE/デューン』映画に登場しなかった黒幕とは? ─ アトレイデス家を襲った陰謀を解剖

米作家フランク・ハーバートによる壮大なSF小説を映像化したドゥニ・ヴィルヌーヴ監督の最新作『DUNE/デューン 砂の惑星』からは、原作に忠実なストーリーテリングがうかがえる。それ故、基の物語を知らない観客にとっては、初見では理解しきれないパートが多々あったはずだ。
なかでも、アトレイデス家の宿敵であるハルコンネン家が企てた陰謀については、謎が謎に包まれたまま幕を閉じた印象だ。しかしながら、主人公ポール・アトレイデスの成長譚の続きには、第1作(以下、パート1)で曖昧のままだったハルコンネン家の陰謀と、その陰で糸を引く黒幕の存在が重要な役割を担ってくる。
本記事では、パート1で起きた陰謀の中身を紐解きながら、いまだ正式に発表されていない“パート2”で姿を見せることになるであろう本当の黒幕について解説していきたい。
この記事には、『DUNE/デューン 砂の惑星』のネタバレが含まれています。
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