『ジャングル・クルーズ』公開1年延期、ディズニーパークの閉園とも関係 ─ ドウェイン・ジョンソンが語る

2020年7月24日から2021年7月30日まで、約1年の公開延期が発表されたディズニー実写版映画『ジャングル・クルーズ』で主演を務める“ザ・ロック”ことドウェイン・ジョンソンが、大幅な公開延期に至った経緯を自身のInstagramにて明かした。
1年の公開延期の決断に至るまでに、ドウェインは製作会社やディズニー側と「ディズニーパークが完全に復活し、ディズニーのクルーズ船が海を走れるようになって、世界中の家族に喜びを届けられる状況になるよう確かめること」について話し合ったことを明かしている。現在、アメリカにあるディズニーパーク2箇所は、無期限閉鎖が発表されており、再開の目処は立っていない。
陽気で勇敢な船長のボートに乗って、さまざまな野生動物たちを観察しながらジャングルを探検するジャングル・クルーズは、ディズニーパークの人気アトラクションとして多くの人々に親しまれてきた。1年にも及ぶ延期発表の裏には、映画を楽しんだ後にディズニーパークを訪れてもらうという思惑もあったのだろう。
ドウェインはこの1年間を「世界中の人々が、自信を持ち、豊かに楽しく生活できるようになる」までの時間だと述べている。「気持ちの面での自信が持てるようになれば、子どもたちが学校に戻れます。そうすれば、仕事に戻ることが出来て、そしてディズニーの従業員やチームメンバーの方々が、仕事に復帰して喜びと幸せを広げることができるんです。」
2020年4月4日、米ウォルト・ディズニー・カンパニーは、新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、マーベル映画『ブラック・ウィドウ』や実写映画版『ムーラン』など、公開を間近に控えていた作品の延期を発表。『ジャングル・クルーズ』の公開日だった2020年7月24日には、入れ替わる形で『ムーラン』が公開を予定している。