『アベンジャーズ/エンドゲーム』もうすぐ公開1周年 ─ マーベル社長、映画館での再会を誓う

2010年代を代表する映画『アベンジャーズ/エンドゲーム』が2019年4月26日に全世界で劇場公開を迎えてから、もうすぐ1周年となる。『アイアンマン』(2008)に始まったマーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)は、10年以上をかけてハリウッドを代表するシリーズのひとつとなった。その集大成である『エンドゲーム』では、映画館に多くのファンが詰めかけ、ひとつの物語の幕切れを見守ったのだ。
現在、SNS上では、とある投稿が話題を呼んでいる。『エンドゲーム』公開初夜に米国の映画館で録音された音声が拡散されているのだ。聴けばすぐにわかる通り、これがもはや映画とは思えない、“お祭り”としか形容できない盛り上がりようなのである。これに反応したのが、マーベル・スタジオのケヴィン・ファイギ社長だった。
「僕たちがおよそ1年前にどんなことをしていたのかを思い出させてくれます。そして、いつかまた、僕たちみんなでこれをやるんだということも思い出させてくれる。」
A nice reminder of what we were all doing together almost exactly 1 year ago. A nice reminder of what we will all be doing together someday again. #AvengersEndgame https://t.co/l8Tm8Kj2DC
— Kevin Feige (@Kevfeige) April 7, 2020
ファイギ社長のコメントは、新型コロナウイルスの影響を受け、アメリカをはじめとする少なくない国々で、多くの市民が自主隔離・自宅待機を求められていることを踏まえたものである。現在、アメリカでは多くの映画館が営業を休止し、映画ファンが集まって盛り上がれる機会も、実現は当面先になりそうだ。マーベル・スタジオも『ブラック・ウィドウ』など5作品の公開延期を発表、また作品の撮影も中断している。およそ1年前は、誰も想像していなかった現実だ。
それでもマーベル・スタジオは希望を表明することをやめない。ファイギ社長の投稿に対して、スタジオの公式アカウントが寄せた返信もまた象徴的だろう。
— Marvel Studios (@MarvelStudios) April 7, 2020