『アベンジャーズ/エンドゲーム』監督&キャスト、『アバター』全世界興収トップ奪還に祝福のお返し

ジェームズ・キャメロン監督による映画『アバター』(2009)が、2021年3月12日に始まった中国での再上映を経て、『アベンジャーズ/エンドゲーム』(2019)が保持していた全世界興行収入の王者の座を再び取り返した。『エンドゲーム』がトップの座に就いてから20ヶ月後の再逆転に、マーベル・スタジオをはじめ、アンソニー&ジョー・ルッソ兄弟らが『アバター』関係者陣に敬意を送っている。
『アベンジャーズ/エンドゲーム』は、2019年4月の世界公開から約3ヶ月後、それまで『アバター』が10年間保持していた全世界興行収入の額を上回り、歴代記録を更新した。『エンドゲーム』の累計興収額が27億9,750万ドルなのに対して、『アバター』は27億8,970万ドル(中国での再上映前)。両作の差額がわずかということもあり、中国での『アバター』再上映前から再度逆転が起こると各地で予想されていた。
2019年7月に『エンドゲーム』が『アバター』の記録を抜いた際、ジェームズ・キャメロン監督ら『アバター』の制作陣・キャスト陣が、『エンドゲーム』関係者に賛辞を送っていたが、そのお返しとも言うべきか、このたびの再逆転にマーベル側が敬意を示している。
マーベル・スタジオの米公式Twitterは、ジェームズ・キャメロン監督とプロデューサーを務めるジョン・ランドーの名を添えると共に、興収の逆転を示す『エンドゲーム』と『アバター』のモーションロゴを公開。『エンドゲーム』の名ゼリフの1つである「3000回愛している(I Love You 3000)」を引用しながら祝福を伝えた。
Congratulations to @JimCameron ,@JonLandau , and ALL of Na’vi Nation for reclaiming the box office crown! We love you 3000. @OfficialAvatar pic.twitter.com/WlMWRcL15y
— Marvel Studios (@MarvelStudios) March 13, 2021
『エンドゲーム』監督のルッソ兄弟もTwitterで「ガントレットをあなたに返します…」と記し、キャメロン監督のアカウントをタグ付け。謙虚な姿勢で巨匠に敬意を示している。
Passing the gauntlet back to you… @JimCameron
Thanks for the beautiful art @bosslogic. pic.twitter.com/URSxUMzf8D
— Russo Brothers (@Russo_Brothers) March 13, 2021
『エンドゲーム』と『アバター』の両方に出演しているゾーイ・サルダナも自身のInstagramで「史上最大の作品2つに参加できたことを思うと光栄です」と心境を綴っている。
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ほか、『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』シリーズを手がけるジェームズ・ガン監督は「私は史上最大の興行収入作品の製作総指揮では無くなったんですね」とユーモアを交えつつ、『アバター』制作陣とサルダナを祝福した。
なお、米Deadlineが伝えた最新情報によれば、2021年3月14日(現地時間)時点で『アバター』の世界累計興収額は、推定28億1,080万ドルに達するという。
Source: Deadline,James Gunn Twitter