『アベンジャーズ/エンドゲーム』世界興収の歴代記録更新、『アバター』ジェームズ・キャメロンが祝福 ─ ルッソ監督も応答

2019年7月21日(米国時間)、『アベンジャーズ/エンドゲーム』(2019)の全世界興行収入が『アバター』(2009)を抜き、正式に歴代記録第1位となった。10年ぶりの記録更新を受けて、『アバター』を手がけたジェームズ・キャメロン監督が祝福のメッセージを送っている。
Congratulations, @MarvelStudios! pic.twitter.com/DWZDX0uDVi
— Avatar (@officialavatar) 2019年7月22日
「OEL NGATI KAMEIE, I see you Marvel ―
『アベンジャーズ/エンドゲーム』興行収入の新たな王者、おめでとうございます。」
ここで使用されている“OEL NGATI KAMEIE”とは、『アバター』劇中でナヴィがあいさつに使う言葉で、英語だと“I See you.”の意味。いわゆるあいさつではなく、相手を知り、理解し、繋がったことを確かめ、敬意を込める言葉である。添付された画像に描かれているのは、『アバター』に登場する木の精に出会うアイアンマンの姿だ。
この祝福を受けて、『アベンジャーズ/エンドゲーム』を手がけたアンソニー&ジョー・ルッソ監督はキャメロンに対するメッセージを送り返している。画像に描かれているのは、キャメロン監督作品『ターミネーター2』(1991)『エイリアン2』(1986)『タイタニック』(1997)そして『アバター』を観て感嘆の声をあげるルッソ兄弟のシルエットだ。
To @JimCameron– you’re a monumental reason why we fell in love with film in the first place. Thank you for always inspiring us and opening the world’s eyes to what’s possible. We can’t wait to see where you take us next… pic.twitter.com/nrOqKVjGFa
— Russo Brothers (@Russo_Brothers) 2019年7月22日
「ジェームズ・キャメロンさま ― あなたは、僕たちが初めて映画を好きになった偉大なる理由なのです。いつも私たちに刺激を与えてくださり、この世界に可能性を見せてくださり、ありがとうございます。次はどんなところへ連れていってもらえるのか、楽しみにしています。」
米Box Office Mojoによると、2019年7月21日(米国時間)時点で『アベンジャーズ/エンドゲーム』の世界興収は27億9,021万6,193ドル。『アバター』の27億8,970万ドルを現状ではわずかに上回ったばかりだが、ここからどこまで差をつけることができるだろうか。
なおマーベル・スタジオは、マーベル・シネマティック・ユニバースの「フェイズ4」を彩る作品群を発表したが、意外にもフェイズ4はユニバース史上初となる『アベンジャーズ』新作なしのラインナップとなった。次なるクロスオーバーは『エンドゲーム』を超えることができるのか、そして2021~2027年に隔年で封切られる『アバター』続編は、『エンドゲーム』から王座を奪還することができるのか。ちなみに、いまや『アベンジャーズ』も『アバター』も揃ってウォルト・ディズニー配給作品である。
映画『アベンジャーズ/エンドゲーム』MovieNEXは2019年9月4日(水)発売。
『アベンジャーズ/エンドゲーム』公式サイト:https://marvel.disney.co.jp/movie/avengers-endgame.html