【ネタバレ】『アベンジャーズ/エンドゲーム』祝公開1ヶ月、豪華メイキングまとめ ─ あなたも必ずもう一度観たくなる

映画冒頭から
まずは冒頭シーン、クリント・バートン/ホークアイ(ジェレミー・レナー)と家族のシーンから見ていくことにしよう。クリントの娘ライラを演じたのは、なんとジョー・ルッソ監督の愛娘であるエイヴァ・ルッソ。父も映画序盤に出演しているが、自分は映画の冒頭に登場。舞台裏では意外な弓矢の腕前を披露している。
このシーンは本来、『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』(2018)に組み込まれる予定だったもの。撮影は『インフィニティ・ウォー』と同じタイミングで行われたが、編集段階で削除され、『エンドゲーム』冒頭に移動した。
こちらも同じく冒頭シーン、『インフィニティ・ウォー』でサノスに敗れたトニー・スターク/アイアンマンがベネター号で宇宙をさまよっている中、キャロル・ダンヴァース/キャプテン・マーベルに発見される直前の場面だ。
続いて、トニーが地球に戻ってきたのち、失意のソーが座り込んでいる場面のオフショット。ストームブレイカーを持っているジョー監督も一緒に写っており、「“頭を狙う練習”1日目…」とのキャプションが添えられている。
過去の人々
ヒーローたちは塵と消えた人々を取り戻すため、過去に戻ってインフィニティ・ストーンを集め直すことになる。カギを握るのは量子の世界…というわけで、チームは“量子スーツ”に身を包んで過去に戻るのだ。マーベル・シネマティック・ユニバースを通じても貴重な、ホークアイ役ジェレミー・レナーがモーションキャプチャー用スーツに身を包んでいる姿がこちらである。
主な舞台のひとつとなったのが2012年のニューヨーク。『アベンジャーズ』(2012)で描かれたニューヨーク決戦が再登場するわけだが、同作で描かれなかったシーンは、もちろん本作用に撮り下ろされたもの。出演者たちは当時のスーツで登場している。オリジナルのアベンジャーズにきちんと混じっているロキ役トム・ヒドルストンにも注目。君もアベンジャーズだ…!
2012年のニューヨークでは、現在のキャプテン・アメリカ対2012年のキャプテン・アメリカが対決するシーンも存在する。こちらは撮影5分前、サム・ハーグレイヴ&ダニエル・ハーグレイヴという「ハリウッド屈指のスタントマン兄弟」によるリハーサルの一幕だ。
Learning a section of the fight minutes before shooting it. Sam and Daniel Hargrave are LEGENDS. Stuntmen and women are the unsung heroes of the marvel world. https://t.co/mu5jgYyEbh pic.twitter.com/Nfx8UiZw4k
— Chris Evans (@ChrisEvans) 2019年5月17日
なおキャップ同士の対決シーンには楽しい裏話も存在する。キャプテン・アメリカのスタントを担当した、ダニエル・ハーグレイヴのインタビューもあわせてチェックしてほしい…!
また1970年のニュージャージーには、ヒッピー風の姿でスタン・リーが登場。本作が最後のカメオ出演作ともいわれているが、今後については不明。本編に登場したスタンは、70年代の写真をもとにCGによる「若返り」が施されている。
そして2012年のヴォーミアには、ホークアイとナターシャ・ロマノフ/ブラック・ウィドウの壮絶なシーンが待ち構えていた。ジェレミーのInstagramには「女神との舞台裏」として二人が手を取る瞬間の写真が投稿されている。なおジェレミーは、別の投稿で、このシーンについて「撮影は大変でしたが、振り返ってみれば、カッコいいスカジョ(スカーレット・ヨハンソン)と過ごした最高の撮影の一日でした」とも記している。
豪華メンバー結集の最終決戦
なんといっても本作の白眉は、マーベル・シネマティック・ユニバースの豪華ヒーローがほぼ全員集まるクライマックスの決戦シーンだ。信じられないほどの豪華キャストが揃った舞台裏は、セキュリティの観点からもスマートフォンでの撮影が(一応)禁止されていたという。
アイアンマン役ロバート・ダウニー・Jr.は、公式に撮影されたものであろう、キャスト&スタッフの全員集合写真を公開した。実に壮観である…!
そんな中、「違法ビデオ」としてピーター・クイル/スター・ロード役のクリス・プラットが公開したのが以下の映像だ。セットでの一幕を収めた数十秒間には豪華キャストが多数映り込んでいる。「スマホでの撮影は誰にも許されなかった」としつつも、プラットは「これほどのスターが集まる一生に一度の機会に、僕を止められるルールなんてない」と記している。プラットが撮影していることに気づいた瞬間のクリス・エヴァンスの表情に注目してほしい。
とはいえ、セットでカメラを回していたのはクリス・プラットだけではない。ワンダ・マキシモフ/スカーレット・ウィッチ役のエリザベス・オルセンによる映像にも多くのスターが映っており、ソー役クリス・ヘムズワースに「カメラを持ち込んじゃダメだろ!」と怒られるオチ付きだ。
もちろん、クリス・エヴァンスもしっかりカメラを回していた。ひとつめの映像は、同じく最後にクリス・ヘムズワースに怒られるというオチ付きである。
Video ban lifted! I guess I’m not the only one who broke the rules on this day of filming.
(My camera work is annoyingly shaky) pic.twitter.com/D0f0e2PnXo— Chris Evans (@ChrisEvans) 2019年5月6日
There’s so much to love in this little clip:
-Danai dancing
-Tessa laughing
-Mark having no clue what’s happening
-Renner being Renner
-Rudd being Rudd pic.twitter.com/T8b6V1Xsp9— Chris Evans (@ChrisEvans) 2019年5月12日
さらにマーベル・スタジオ公式は、女性ヒーローが集ったシーンのオフショットも公開している。ヴァルキリー役のテッサ・トンプソンが不在だったらしいことは残念だが、ちなみにスパイダーマン役のトム・ホランドも別撮り。キャプテン・マーベル役ブリー・ラーソンとの会話も別々に撮影されていたというから驚きだ。
💪 #AvengersEndgame pic.twitter.com/KC3W7CbZB6
— Marvel Studios (@MarvelStudios) 2019年5月17日
ちなみに撮影の合間には、キャプテン・アメリカとブラックパンサーのスーツを身にまとったクリス・エヴァンス&チャドウィック・ボーズマン、またクリス・プラット&ネビュラ役カレン・ギランのツーショット写真も撮影されていた模様。
Just hanging out, chatting about vibranium. pic.twitter.com/ryzEcVlOJS
— Chris Evans (@ChrisEvans) 2019年5月5日
ちなみにサノス役ジョシュ・ブローリンは、このシーンの撮影中に50歳の誕生日を迎えたよう。ヒーローたちがジョシュにバースデーソングをプレゼントしているほほえましい様子は一見の価値あり。なんならブルーレイに入れておいてほしいくらい…!
撮影中の風景
実際にカメラを回しての撮影中も、こっそりと別のカメラが作動していた。アイアンマン&キャプテン・アメリカとサノスのアクションシーン、エリザベス・オルセンがワイヤーアクションに挑んでいる一幕、さらにはトニーとピーター・パーカーの再会シーンまで、贅沢すぎる舞台裏映像の数々をまとめてご覧いただきたい。
そして、こちらは決戦を締めくくる名シーンの一瞬だ。ちなみに「私はアイアンマンだ」というセリフは追加撮影時に収録されたもので、この写真は本撮影時のものである。