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『アベンジャーズ/エンドゲーム』ラスト8分間は「MCU史上最高」 ─ アイアンマン役ロバート・ダウニー・Jr.、脚本全編を読んでいる

アベンジャーズ/エンドゲーム
ⒸMarvel Studios 2019

マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)、11年間の物語を締めくくる“究極の集大成”に備えよ。

映画『アベンジャーズ/エンドゲーム』の公開を控えた今、トニー・スターク/アイアンマン役のロバート・ダウニー・Jr.が本編のクライマックスについてわずかに語った。

「MCU史上最高の8分間」

The Upcomingの取材に登場したロバートは、『アベンジャーズ/エンドゲーム』のクライマックスについてこう述べた。

「ラスト8分間はMCU史上最高の8分間かもしれません。全員が関わっていますから。うれしかったですよ。」

ロバートの「全員が関わっている」という言葉の真意は、もちろん今のところわからない。文字通りキャラクターの全員が登場するのか、それとも彼ら全員の存在が『エンドゲーム』のラストに結び付いているということなのか。これまで緻密に織り上げられてきたストーリーゆえ、どちらの可能性も十分に考えられるだろう。しかし、もし全員が登場するとしたら、それは一体どんな理由で…?

秘密主義が徹底された『アベンジャーズ/エンドゲーム』では、超厳戒態勢のもとで撮影を実施。出演者は自分の登場するシーンのみ脚本を渡され、自分の出ていないシーンの内容は知らされなかったという。ところがアンソニー&ジョー・ルッソ監督が米Rotten Tomatoesに語ったところによると、ロバートはその例外だったそうだ。

(ロバートは)全編の脚本を読んだ、おそらく唯一の俳優ですね。ベネディクト(・カンバーバッチ)は自分のシーンだけを読んでいると思う。(クリス・)エヴァンスも全編読んでいるのかもしれませんが。」

チーム全体でも、『アベンジャーズ/エンドゲーム』の内容をすべて知る人物はごく一部に限られているという。これは、『アイアンマン』(2008)から座長としての役割を務めてきたロバートだからこそ許された特権だろう。すなわち彼は、ラスト8分間がなぜ「MCU史上最高」だと言えるのか、その理由を知っている数少ない人物でもあるわけだ。

そんなロバートは、『エンドゲーム』のトニー・スタークに、そしてアベンジャーズのチーム全員に大きな変化が起きていることを語っている。

「彼(トニー)は、現在起こっていることに、これまでの長い戦いの中で備えておくべきだったんだと考えているんです。だから、今までとは自分が行動するための原則が違います。また、アベンジャーズのメンバー全員にも大きな影響が出ていると思う。どれだけ自分たちが危険にさらされてきたのかを考えているんですよ。」

ちなみにロバートは、MCUやマーベル・コミックの魅力について「常に理想を語ってきたところ」だと述べている。「(マーベルは)世界に訴えかけ、そして理想を掲げる民主的なアメリカ人に…以前よりもずいぶん複雑になりましたが(笑)、訴えかけてきました。ある意味、その最高の形が2時間というエンターテインメントの枠組みで行われてきたわけですね」。

映画『アベンジャーズ/エンドゲーム』は2019年4月26日(金)全国ロードショー

『アベンジャーズ/エンドゲーム』公式サイト:https://marvel.disney.co.jp/movie/avengers-endgame.html

4DXも史上最高

Sources: The Upcoming, Rotten Tomatoes

Writer

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稲垣 貴俊Takatoshi Inagaki

「わかりやすいことはそのまま、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすく」を信条に、主に海外映画・ドラマについて執筆しています。THE RIVERほかウェブ媒体、劇場用プログラム、雑誌などに寄稿。国内の舞台にも携わっています。お問い合わせは inagaki@riverch.jp まで。

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