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つらさと笑いの波状攻撃『エイス・グレード』本編映像 ─ 「無口賞」の少女、「きれいな瞳賞」の少年に出会う

エイス・グレード 世界でいちばんクールな私へ
© 2018 A24 DISTRIBUTION, LLC

『レディ・バード』(2017)『ムーンライト』(2016)のA24製作、SNS時代の目立たないティーンエイジャーがむりやり青春に全力投球する『エイス・グレード 世界でいちばんクールな私へ』より、つらさと笑いの共存する“タダモノじゃない”本編映像が到着した。

今回の映像は、中学生活最後の1週間を迎えた少女ケイラが、学校の人気者たちが「おしゃべり賞」「きれいな瞳賞」などを受賞していく中、よりによって“学年で最も無口な子”として「無口賞」に選ばれてしまうシーンから始まる。SNSで自己啓発用の動画を投稿するなど、実はめちゃくちゃ他人から注目されたいケイラにとって、これは絶対に選ばれたくない不名誉な賞。しかも、よりによって受賞者には撮影会も用意されている。やめてやれよ。そこでもひとりぼっちのケイラは、「きれいな瞳賞」を受賞したクラスメイトのケネディの瞳に惹きつけられてしまう。“つらみ”の強い冒頭から、斜め上に突き抜ける演出まで、短時間ながらたっぷりと満喫してほしい。

自身の青春時代をもとに脚本・監督を担当したのは、今回が監督デビューとなる29歳の新鋭ボー・バーナム。ユーチューバー、コメディアン、俳優、ミュージシャンと様々な才能を持ち、世界中から熱い注目を浴びるバーナム監督は、このたび日本公開を記念して初来日も決定している。なお2019年8月29日(木)には、コラムニスト・ライターの山崎まどかさんを迎えてのトークイベント付き最速プレミアム試写会も開催される。詳細はヒューマントラストシネマ有楽町のウェブサイトをチェックしてほしい。

『エイス・グレード 世界でいちばんクールな私へ』は、中学校卒業を1週間後に控えた目立たない少女ケイラを主人公に、生まれたときからインターネットやSNSがごく身近に存在する「デジタルネイティブ」なティーンのリアルな葛藤と恋と成長を、ユーモラスかつ痛烈に、そして優しく描き出した。精一杯の勇気で“青春”に立ち向かっていくケイラの姿には共感する観客が続出、米国では4館で劇場公開されるや社会現象的な人気を巻き起こし、3週間で全米1,084館に拡大する大ヒットとなっている。主人公ケイラ役は、『怪盗グルーのミニオン危機一発』(2013)でアグネスの声を担当した若手女優エルシー・フィッシャーが演じ、ゴールデングローブ賞の映画部門主演女優賞にもノミネートされた。

映画『エイス・グレード 世界でいちばんクールな私へ』は、2019年9月20日(金)ヒューマントラストシネマ有楽町、シネクイントほか全国順次公開。数々の映画賞に輝き、バラク・オバマ前米大統領や『ROMA/ローマ』(2018)アルフォンソ・キュアロン監督も絶賛した一本がやってくる。

『エイス・グレード 世界でいちばんクールな私へ』公式サイト:http://www.transformer.co.jp/m/eighthgrade/

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THE RIVER編集部THE RIVER

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