イライジャ・ウッド、殺人鬼テッド・バンディ取り調べにあたったFBI分析官演じる ─ 実録対話がベース、製作&脚本『ドクター・ストレンジ』チーム

『ロード・オブ・ザ・リング』シリーズのフロド役で知られるイライジャ・ウッドが、実在した連続殺人鬼テッド・バンディを題材とした新作クライム・スリラー映画『No Man Of God(原題)』で主演&製作を務めることがわかった。米Deadlineが報じている。
30人以上の女性を惨殺したとされるテッド・バンディは、IQ160の頭脳と美しい容姿で司法・メディアを翻弄し、“シリアル・キラー”の語源となった稀代の殺人鬼。容疑者でありながら自らの弁護士として法廷に立ち、死刑判決を3度受けるも徹底して無罪を主張、1989年に死刑執行により死亡した。テッド・バンディを題材とした作品として、2019年にザック・エフロン主演『テッド・バンディ』が製作されている。
本作は、大部分が1つの取調室を舞台に展開されるという。イライジャが演じるのは、バンディに事情聴取を行ったFBI行動分析チームの特別捜査官ビル・ハグメイアー。1984年から1989年の実際の議事録を基に、取調室で2人の男に生じた複雑な関係が事細かに描かれる。なお、現在バンディ役のキャスティングが進められているとのこと。
監督を務めるのは、『恋愛上手になるために』(2008)など女優としても活躍するアンバー・シーリー。製作総指揮に『ドクター・ストレンジ』(2016)監督のスコット・デリクソンが就任している。脚本は同作を執筆したC・ロバート・カーギルが担当する。デリクソン、イライジャ、ハグメイアー本人のほか製作には『マンディ 地獄のロード・ウォリアー』(2018)のダニエル・ノアとリサ・ホエーランらが名を連ねている。イライジャとノア、ホエーランの3人は過去に何度もタッグを組んでおり、本作でも相性の良さを見せてくれることだろう。
▼ テッド・バンディの記事
『テッド・バンディ』30人殺害した凶悪犯役、ザック・エフロンが適任だった理由 ─ 監督「ほかには考えられない」 本人にも似ている… 【インタビュー】『テッド・バンディ』監督「最も信頼される人が、最低の行為を働くこともある」 ─ 稀代の殺人鬼があぶり出す「悪の本質」とは じっくり読んでほしい メタリカのジェイムズ・ヘットフィールド、映画『テッド・バンディ』に出演 ─ 猟奇殺人犯に詰め寄る警官役で凄みきかせる 千代田生命に…映画館に行こう〜 『テッド・バンディ』ザック・エフロン vs 名優ジョン・マルコヴィッチ、法廷での対決 ─ 実在の凶悪殺人鬼、自分の弁護士として裁判に臨む 息を呑む演技合戦 ザック・エフロン主演『テッド・バンディ』31歳のハーレイ・ジョエル・オスメント登場シーン ─ 『シックス・センス』から20年、性格俳優としての成長遂げる めっちゃいい雰囲気の役者に
Source:Deadline