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ウィル・スミス&『イコライザー』アントワーン・フークア監督タッグ作、Appleが世界配給権を獲得 ─ 大手7社争い、130億円超で落札

Emancipation
Nicogenin https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Antoine_Fuqua.jpg | Gage Skidmore https://www.flickr.com/photos/gageskidmore/28316676010/ | Remixed By THE RIVER

ウィル・スミス主演&製作、『イコライザー』シリーズなどで知られるアントワーン・フークア監督による新作映画『Emancipation(原題)』の世界配給権を米Appleが獲得したことがわかった。米Deadlineが報じている。

実話に基づく本作は、南北戦争中のアメリカを舞台に、自由を求めるためにアメリカ北部を目指して逃亡した南部の奴隷ピーターの旅路を描くアクションスリラーとなる。後に撮影されたピーターの写真には、ムチで酷く打たれた傷跡が背中に刻まれていたという。1863年、その写真が雑誌などを通じて世界的に拡散されたことをきっかけに、世界中で奴隷制度廃止を求める声が高まったとされる。

本作の配給権販売がカンヌ国際映画祭のバーチャル・マーケットで開始されてから、米ユニバーサル・ピクチャーズやワーナー・ブラザース、MGMなど大手スタジオ7社による熾烈な入札争いが繰り広げられていたが、最終的にAppleが1億2,000万ドル(約130億円)を超える額で落札したという。劇場でのプレミア上映を経た後に、Apple TV+にて世界配信が行われるとのことだ。

フークア監督は製作総指揮を兼任する。ほか製作には、『イコライザー』シリーズや『マグニフィセント・セブン』(2016)などでフークア監督とタッグを組んでいるトッド・ブラックや、『ウルフ・オブ・ウォールストリート』(2013)のジョーイ・マクファーランド、『アイ・アム・レジェンド』(2007)らが名を連ねている。撮影時期は2021年初旬を目指しているという。

ちなみに、Appleは本作のほかに直近で、巨匠マーティン・スコセッシ監督最新作『キラーズ・オブ・ザ・フラワー・ムーン(原題:Killers of the Flower Moon)』に2億ドル以上、トム・ハンクス主演『グレイハウンド』に7,000万ドルを投じており、同社の大作映画獲得への積極的な姿勢が伺える。

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Source: Deadline

Writer

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SawadyYOSHINORI SAWADA

THE RIVER編集部。宇宙、アウトドア、ダンスと多趣味ですが、一番はやはり映画。 "Old is New"という言葉の表すような新鮮且つ謙虚な姿勢を心構えに物書きをしています。 宜しくお願い致します。ご連絡はsawada@riverch.jpまで。

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