20歳のドロシー!現代に蘇る『オズの魔法使い』注目のTVドラマシリーズ『EMERALD CITY』の幻想世界が始まる!
アメリカ合衆国三大ネットワークの一つNBC(National Broadcasting Company)から、新たなTVドラマシリーズの放送が発表されている。
タイトルは『EMERALD CITY』(エメラルド・シティー)。
プロモーションのポスターに描かれているのは、若い女性と犬、彼らの眼前で荒れ狂う巨大な竜巻、そして雲の向こうに覗く光り輝く都と宮殿。タイトルである『EMERALD CITY』に添えられた言葉は、”Say goodbye to Kansas.”。
ここで感のいい方は当然お気付きかもしれない。このTVドラマシリーズは、ライマン・フランク・ボーム(Lyman Frank Baum)の児童文学、『オズの魔法使い』(The Wonderful Wizard of Oz)にインスパイアされた作品なのである。
『オズの魔法使い』とは、ライマン・フランク・ボームが自分の子供たちに語って聞かせたおとぎ話を元に執筆した作品であり、アメリカのカンザス州でエム叔母さん、ヘンリー叔父さん、そして小さな飼い犬のトトと共に暮らす少女ドロシーが、ある日、激しく巨大な竜巻に家ごと巻き込まれてふっ飛ばされ、不思議なオズの王国の中、マンチキンの国へとやってきてしまうという物語である。
善悪を抱える魔女たち、脳のない案山子、心を求めるブリキの木樵、臆病なライオン、印象的で象徴的な登場人物に溢れたあの世界をご存じの方は多いと思う。 というわけで、その幻想的なTVドラマシリーズの予告編が公開されているので、ぜひご覧いただきたい。
Are you a good witch, or a bad witch? #EmeraldCity pic.twitter.com/i63ign97xC
— Emerald City (@NBCEmeraldCity) 2016年11月23日
原作とは違って少女ではなく、20歳に成長したドロシーと、ちっちゃなトトではなく護衛のようなシェパード(K-9、つまり警察犬らしい)だが、魔女たち、案山子、ブリキの木樵、ライオンなどなど、お馴染みのキャラクターたちが意外な姿で登場しているようである。
個人的に気になるのはやはり魔女たちのインパクト、特に東の魔女がカッコイイ!!!

原作を読んだことがある人も、もちろん読んだことなど一度もないという人も、十分に楽しめる作品なのではないだろうかと感じる。
監督を務めるのは、2000年公開のアメリカ映画『ザ・セル』(The Cell)で監督デビューを果たしたことで知られる、インド出身の映画監督ターセム・シン(Tarsem Singh)。

そして主役のドロシー・ゲイル(Dorothy Gale)を演じるのはエイドイア・アージョナ(Adria Arjona)、彼女は『スター・ウォーズ』のスピンオフ作品『ハン・ソロ・ストーリー(仮)』のオーディションを受けたとの話もあるので、エミリア・クラーク(Emilia Clarke)についで出演者としての発表があるのは、もしかしたら彼女になるかもしれない。

本国アメリカでの放送は2017年1月6日の金曜日、NBCにて2時間(2回分のエピソード)のプレミア放送が予定されている。果たしてこのTVドラマシリーズは、『ゲーム・オブ・スローンズ』(Game of Thrones)のような一大ブームを巻き起こすことが出来るのだろうか。
個人的には期待大である、リアルタイムで観たいなあ。
http://www.nbc.com/emerald-city
