『インデペンデンス・デイ』ローランド・エメリッヒ監督、グラディエーターを描くドラマ手がける ─ アクションと陰謀が満載のシリーズに

SFパニック映画『インデペンデンス・デイ』シリーズで監督を務め、Amazon Studio製作によるSF超大作『ムーンフォール』も2022年7月29日より配信となるローランド・エメリッヒが、米配信サービスPeacockにてグラディエーター(剣闘士)を描くドラマ「Those About to Die(原題)」を手がけることが明らかとなった。
米Deadlineによると、古代ローマを舞台にした本作は、煩雑で腐敗したグラディエーターの世界を描くシリーズ。競技と政治、戦略が交錯・衝突する古代ローマ社会の様々な階級における、多様なキャラクター・アンサンブルにより物語が紐解かれるという。
エメリッヒは自身のプロダクション会社Centropolis Entertainmentの下でメガホンをとる。『パトリオット』(2000)でエメリッヒとタッグを組み、『プライベート・ライアン』(1998)を手がけたロバート・ロダットが脚本を担当。現時点ではキャストは未定。
米NBCユニバーサル・テレビジョン&ストリーミングの脚本コンテンツ部門を率いるリサ・カッツは、「『Those About to Die』は、まったく新しい形で古代ローマを描く作品」だと紹介。「このシリーズは、壮大なスケールでグラディエーターの闘いや戦車レースを描く一方で、宮殿の陰謀やダークな犯罪裏社会に絡んでくる意外なキャラクターも登場します」と見どころを説明している。
製作総指揮にはエメリッヒとロダットに加え、『300 <スリーハンドレッド>』シリーズのジャンニ・ヌナリ、『ムーンフォール』をはじめエメリッヒと何度も組んでいるハロルド・クローサー、『帰ってきたヒトラー』(2015)のオリヴァー・ベルビンらが名を連ねている。製作予算は約1億4000万ドル(現為替1ドル=137円換算:約190億円)で、2023年前半にイタリアで撮影開始の予定。
驚異のスペクタクル映像で『GODZILLA』(1998)や『2012』(2009)などを手がけたエメリッヒのこと、映画を凌ぐスケールで「Those About to Die」を魅せてくれそうだ。
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Source:Deadline