『アベンジャーズ/エンドゲーム』米国でチケット前売の歴代記録更新、6時間で『フォースの覚醒』超え ─ 販売サイトのサーバーダウン、アクセス困難相次ぐ

マーベル・シネマティック・ユニバースの次回作にして、2019年の上半期を象徴する超大作『アベンジャーズ/エンドゲーム』のチケット販売が、米国にて2019年4月2日に開始された。
本作は各チケット販売サイトにて、発売後数時間でチケット前売りの歴代記録を相次いで更新。米国じゅうのファンがサイトにアクセスしたことで、一部のサーバーがダウンするほどの事態となっている。
わずか6時間で『フォースの覚醒』超え
大手チケット販売サイト「Fandango」の発表によれば、『アベンジャーズ/エンドゲーム』は、チケット発売後わずか6時間で『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』(2015)を超え、発売初日の売上記録で歴代第1位を獲得。前作『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』(2018)が歴代第4位(当時)のスタートだった点を踏まえると、1年前よりも注目度がさらに飛躍したことがわかる。Fandango編集長のエリック・デイヴィス氏は、驚異的なロケットスタートを受けて「これほどの出来事は今までにありませんでした。まぎれもなく革新的な成果です」とのコメントを発表した。
また、モバイルのチケット販売サイト「Atom Ticket」でも、発売後12時間足らずで発売初日の売上記録を更新。発表によれば、『アクアマン』(2018)の約4倍という驚異的なペースで売り上げを伸ばしているという。さらに大手映画館チェーン「Regal Cinemas」でも、自社サイトにおいて、過去のマーベル映画をしのぐペースで販売が進行中。発売後8時間で、『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』の初週成績の約2倍という成果を残しているということだ。

実際のところ、『アベンジャーズ/エンドゲーム』がここまでのロケットスタートを見せることは各社にとって想定外だったとみられる。各社のサイトは発売直後から極めてアクセスしづらい状態となっていたほか、大手映画館チェーン「AMC Theatres」のウェブサイトは発売直後からサーバーダウンを起こし、およそ6時間にわたって復旧しなかった。同じく大手チェーン「Alamo Drafthouse Cinema」も、技術的な問題でサイトに繋がりづらくなったことについて謝罪文を発表している。
ちなみに、発売後数時間で歴代記録を更新するという異例のセールスを受けて、アンソニー&ジョー・ルッソ監督は「信じられない、みなさん最高です #WhateverItTakes(命をかけて)」と喜びのコメントをTwitterに投稿している。
Unbelievable. You guys are awesome. #WhateverItTakes pic.twitter.com/6GgZnqsZOb
— Russo Brothers (@Russo_Brothers) 2019年4月2日
映画『アベンジャーズ/エンドゲーム』は2019年4月26日(金)全国ロードショー。
『アベンジャーズ/エンドゲーム』公式サイト:https://marvel.disney.co.jp/movie/avengers-endgame.html
Sources: Deadline, Variety, ComicBook.com, Russo Brothers