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『アベンジャーズ/エンドゲーム」には「秘密がいっぱい」 ─ 本編冒頭しか見せない戦略、今回も健在か

マーベル『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』サノス

『アベンジャーズ』シリーズをはじめとするマーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)作品を手がけるマーベル・スタジオは、徹底した秘密主義で知られている。その徹底ぶりたるや、予告編にフェイクのシーンを混ぜ込んだり、事前映像のほとんどが本編の冒頭に登場したり、まるで異なるシーンの映像をコラージュのごとく繋ぎ合わせたりと、もはや“秘密を守るためならなんでもする”という気迫すら伝わってくるほどだ。

そうした広報戦略は、ついに登場するMCUの集大成『アベンジャーズ/エンドゲーム』でも健在とみられる。米MTV Newsにマーベル・スタジオのケヴィン・ファイギ社長が語ったところによると、同作には守るべき秘密が山ほどあるようなのだ……。

『アベンジャーズ/エンドゲーム』秘密が多すぎる模様

ゴールデングローブ賞の授賞式に登場したファイギ社長は、『アベンジャーズ/エンドゲーム』から本編の内容がほとんど窺えないことを指摘され、「(今回も)事前には本編の冒頭15分くらいしか見せないんでしょうか?」と尋ねられている。すると社長は「ある程度はそうですね」と認めたのだった。

「私たちが作る映画の多くと同じように……とりわけ今回は、秘密を明かすことなく、いろんな興奮を作り出すことができると思うんです。秘密がたくさん、たくさん、たくさん…たくさんありますから(笑)。」

インタビュアーから「そんなにたくさん?」と聞き返されたファイギ社長は、「たくさん、たくさん、たくさんあります」と言い直した。都合7回も「たくさん」と言わざるをえないほど秘密に包まれた映画とは、一体どんな内容なのだろうか。

ともかくファイギ社長率いるマーベル・スタジオ、そして親会社のディズニーのミッションは、そうした秘密の数々を劇場公開初日まで守り抜くことだ。ファイギ社長は、頼れる仲間たちへの信頼をはっきりと口にしている。

「ディズニーの広報チームは世界一だと思います。うまくやれますよ。」

むろん、これほどの作品である。出演者たちもそれぞれ責任は重大だ。すでに、キャプテン・マーベル役のブリー・ラーソンは「(頭の中から)ぜんぶ削除しちゃいました」、「(秘密は)家族も知りません。誰にも何も喋ってません」と断言。これぞ“絶対ネタバレしません宣言”である。するとどうしても気になるのは、うっかり本編の内容を漏らしてしまいがちなことで知られるスパイダーマン役のトム・ホランド、そしてハルク役のマーク・ラファロなのだが……さすがに今回は大丈夫ですよね?

映画『アベンジャーズ/エンドゲーム』は2019年4月26日(金)全国ロードショー

『アベンジャーズ/エンドゲーム』公式サイト:https://marvel.disney.co.jp/movie/avengers-endgame.html

Source: MTV News

Writer

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稲垣 貴俊Takatoshi Inagaki

「わかりやすいことはそのまま、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすく」を信条に、主に海外映画・ドラマについて執筆しています。THE RIVERほかウェブ媒体、劇場用プログラム、雑誌などに寄稿。国内の舞台にも携わっています。お問い合わせは inagaki@riverch.jp まで。

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