『アベンジャーズ/エンドゲーム』ネイモア存在説、脚本家が回答 ─ 海底の地震、オコエの発言から

マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)実写登場が待たれている原作キャラクターのひとりネイモア・ザ・サブマリナーの存在が、『アベンジャーズ/エンドゲーム』(2019)で示唆されていた?公開当初よりファンの間で囁かれたこの説に対する、最新の公式見解が登場だ。『エンドゲーム』公開から1年、オンラインで開催されたウォッチパーティー(同時視聴会)にて、脚本家のクリストファー・マーカスが米Comicbook.comのアカウントを通じて答えた。
『アベンジャーズ/エンドゲーム』全生命が半減した後の世界で、ブラック・ウィドウ/ナターシャが各地に散らばった仲間たちとホログラムで会議を行うシーンがある(リモート会議だ)。ここで、アフリカプレートで地震があったとの報告があがる。対処法はあるかと尋ねられたオコエは、地震は海底で起こったことなのだから、「対処法は何もしないこと(We handle it by not handling it.)」と、語気を強めて言うのである。
公開当初より、これは海底王国アトランティスの王、ネイモア・ザ・サブマリナーの存在を示唆するのではないかと噂されていた。ネイモアは、海底人と地上人のハーフで、海を守るために戦うミュータントだ。プライドが高く、地上人の正義には従わない。原作コミックではネイモアとアトランティスがワカンダに攻め入ったこともある。『エンドゲーム』のオコエは、敵対するアトランティスの事情に介入したくなかったのではないか。
この度のウォッチパーティーで真相をファンから尋ねられたマーカスは、「種をまけば芽が出ることもあるよね」と意味深な回答。必ずしもネイモアの存在を認めるものとは言えないものの、その可能性を十分に感じさせる答え方だ。
Sometimes, you plant seeds. Sometimes, they grow. -CM #AvengersAssemble #QuarantineWatchParty https://t.co/9U16imVm1f
— ComicBook.com (@ComicBook) 2020年4月28日
実はマーカスは、以前にも同じ質問を尋ねられていたことがある。『エンドゲーム』公開からほどない2019年5月のインタビューだ。この時には説を否定していて、「そこまで考えてなかった」と答えていたのである。それからおよそ1年が経って、マーカスは考えを改めたようだ。始めから計画していたかのような口ぶりに変わっているのは少々気になるが、ファンの説が半ば聞き入れられたことで、ネイモア登場の可能性も高まった様子。予定されている続編『ブラックパンサー2』に、ネイモアがヴィランなどで登場する可能性もゼロではない。「あの時オコエが言っていたのは、こういうことだったのか」と合点がいく将来は訪れるだろうか。
最も、ネイモアの属するアトランティスの存在は、これまでのMCU作品でも示唆されてきたことがあった。『アイアンマン2』(2010)では、トニー・スタークとニック・フューリーが倉庫のような場所で話す後ろの世界地図に、『ブラックパンサー』(2018)で登場した秘密の王国ワカンダの位置が示されていたのだ。この地図はほかに、南大西洋の海の中心もマークしていた。ネイモアの潜むアトランティスと見てもおかしくはない。あとは潮が満ちるだけか?
▼ 早くまた映画館でアッセンブルしたい
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