やっぱり『エクスペンダブルズ』はR指定に限る ─ PG-13だった『エクスペンダブルズ3』から製作陣が学ぶ「観客はハードコアなアクションを観たいんだ」

時代を代表する豪華アクションスターが集結し、“消耗品軍団”がタギりまくりの活躍を見せる人気映画『エクスペンダブルズ』シリーズ。R指定となる第4作『エクスペンダブルズ ニューブラッド』にプロデューサーで続投したレス・ウェルドンが、第3作から学んだ教訓について米Comicbook.comに語った。
「実のところ、最大の教訓は2つあります」と述べたウェルドンは、「一つ目は観客に忠実にいること」だと明かし、教訓の2つ目について次のように述べている。
「3作目では少し足を踏み外してしまったかもしれません。少なくとも、“より幅広い観客に『エクスペンダブルズ』を味わってもらおう。だからPGー13にしよう”と、何かを試したいとの思いだったんです。そして、一部の人はレーティングのせいで裏切られたように感じて、少し失望してしまったのかもしれません。だけど、今も映画シリーズはその精神を受け継いでいると思うし、『エクスペンダブルズ』の場合は観客が自分たちが望んでものを分かっているんです。」
ウェルドンをはじめとする製作陣は第3作の反応を顧みて、「4作目はR指定に戻すべきだ」と悟った模様。さらに、「観客はハードコアなアクションを見たいんです」と続けたウェルドンは、「彼らは弾丸を感じたいんです。ただ映画を観ているだけなのに、爆発の熱を顔に感じたいんですよ。パンチやナイフを投げる感覚とか、要するに観客は、ただ殺戮を感じたいんです」と発言。観客の気持ちを熱く代弁したウェルドンは、「観客を二の次にしてはいけないし、新鮮さも追及すべきではありません。それはフランチャイズをリフレッシュする方法ではないんです」と付け加えた。
最新作にはジャッキー・チェンのスタントチームが起用され、香港アクション映画から多大な影響を受けていることも分かっている。また、キャストには東南アジアの武術シラットの達人として知られ、マーシャルアーツ・アクションが炸裂する映画『ザ・レイド』シリーズに主演したイコ・ウワイスや、タイのアクションスターであるトニー・ジャーらが初参戦。今まで以上にアクションシーンがパワーアップしている模様で、バイオレンス満載のレッドバンド版予告編も公開された。
第4作では、シルヴェスター・スタローン演じるバーニー・ロスからジェイソン・ステイサム扮するリー・クリスマスに主役がバトンタッチ。常連組でガンナー・ヤンセン役のドルフ・ラングレン、トール・ロード役のランディ・クートゥアーが続投。新キャストとして、イージー役でカーティス・“50セント”・ジャクソン、CIAエージェントのジーナ役でミーガン・フォックス、マーシュ役でアンディ・ガルシア、ラッシュ役でレヴィ・トラン、ガラン役でジェイコブ・スキーピオも参加する。
監督は『ニード・フォー・スピード』(2014)『マイナス21℃』(2017)のスコット・ウォー。脚本はリブート版『トータル・リコール』(2012)のカート・ウィマー、「After Hours(原題)」のタッド・ダッガーハート、『バンブルビー』(2018)のマックス・アダムスが共同執筆した。
映画『エクスペンダブルズ ニューブラッド』は2024年1月12日(金)日本公開。
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Source:Comicbook.com