『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』米国版ポスター公開 ─ イベントで特別映像上映、レイのダークサイドを示唆

『スター・ウォーズ』シリーズ新3部作の完結編、『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』の米国版ポスターが公開された。2019年8月24日(米国時間)、ディズニーによる大型イベント「D23 Expo 2019」にて、ルーカスフィルム社長のキャスリーン・ケネディ氏や、監督のJ・J・エイブラムス、そして出演者が登場した。
イベントにて実施されたプレゼンテーションでは、米国版ポスターのほか、イベント会場限定で特別映像も上映されている。

StarWars.comには、限定上映された映像の概要が記されている。いわく、レイは(ダース・モールのような)赤い両刃のライトセーバーを振るい、うねる海面の上で、瓦礫のようなものの上に立ってカイロ・レンと戦っており、空にはスター・デストロイヤーとXウィングの姿が見えていたという。そこに重なってくるのは、ダース・ベイダーの切れ切れになった呼吸音と、予告編にも使用されている、ルーク・スカイウォーカーの「知っていることはすべて伝えた。長い歳月が、いまや君の中にある。しかし、これは君の戦いなのだ」という言葉だ。

OSCAR ISAAC, JOHN BOYEGA, DAISY RIDLEY
公開されたポスターは、映像と同じく、レイとカイロ・レンが激闘を繰り広げる背景に、パルパティーン卿の顔が浮かび上がっているというデザイン。もはやパルパティーンが物語のカギを握っていることは間違いないわけだが、前作『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』(2017)でも匂わされていた“レイのダークサイド墜ち”も大きなポイントといえる。なにせ、レイはポスターでパルパティーンの視線を受け、映像ではダース・モールのごときライトセーバーを使っていたというのだ。米Colliderは、映像に含まれていたレイ vs カイロ・レンの戦いについて「『エピソード3/シスの復讐』(2005)のオビ=ワン対アナキンに似た雰囲気があった」とすら記している。
米Varietyの取材にて、レイ役のデイジー・リドリーは、フォースの両面に触れることについて「素晴らしいことですよ」と語っている。
「もっとも人間らしいところだと思っています。だって、誰もが人生の中では、ある出来事によってこちら側に引っ張られ、またある出来事によってあちら側に引っ張られ、という経験をするわけですから。この物語がどうなっていき、そして私が最終的にどこへ行きつくのか、演じるのは楽しかったですね。」
映画『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』は2019年12月20日(金)日米同時公開。
Sources: Star Wars, Variety, Collider