『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』音楽作業が進行中 ─ ジョン・ウィリアムズ、本編には非常に好印象

映画『スター・ウォーズ』新3部作の完結編『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け(原題:Star Wars: The Rise of Skywalker)』の音楽作業が、巨匠ジョン・ウィリアムズによって順調に進められているようだ。
『エピソード4/新たなる希望』(1977)に始まったスカイウォーカー・サーガの完結編を手がけるのは、『フォースの覚醒』(2015)のJ・J・エイブラムス監督。英The Timesの取材によれば、ジョンは『スカイウォーカーの夜明け』の初期編集版をすでに観ており、作品の出来栄えには「とても良かったですよ」と表情を輝かせたとのこと。作曲は約1ヶ月間にわたって実施されており、ジョンはすでに約25分の音楽を執筆したという。
かねてより、ジョンは本作をもって『スター・ウォーズ』の音楽を卒業する意向を示してきた。メイン・サーガ全作品の音楽や『ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー』(2018)テーマ曲、また米ディズニーランドのテーマパーク「スター・ウォーズ:ギャラクシーズ・エッジ(Star Wars: Galaxy’s Edge)」にも楽曲を提供するなどしてきたジョンにとっても、本作は確かな集大成となるだろう。
約1ヶ月で25分ぶんを作曲するという仕事ぶりからは、御年87歳(2019年5月16日現在)とは思えないエネルギーがうかがえる。しかし一方で、ジョンは1日あたりの仕事時間をセーブするなど、自身の体調面にも気を配って創作に取り組んでいるということだ。2018年10月には急病のため自身の記念コンサートへの出演をキャンセルし、世界中から心配の声が寄せられていたのである。今回の取材で、ジョンは「30年前より良い曲は書けません。その方がいいのかもしれませんね。30年前よりも知識はあるのでしょうが、体力はなくなってきていますから」とも述べている。
映画『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け(原題:Star Wars: The Rise of Skywalker)』は2019年12月20日(金)日米同時公開。