『エスター ファースト・キル』3月公開決定 ─ エスター役がまさかの続投、14年越しの前日譚

緻密な脚本・演出、衝撃のラストで大きな支持を獲得し、今もなおカルト的人気を誇る『エスター』(2009)の前日譚映画『エスター ファースト・キル』が、2023年3月よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国公開されることが決定した。あわせて、ティザービジュアルと超特報映像が到着している。
前作『エスター』の物語は、裕福なコールマン家が、少女・エスターを孤児院から養子に迎えたことから始まった。聡明で画才もあるエスターは、家族に受け入れられ、幸せな関係を築いていくはずだったが……。予想もつかないラストで世界中を戦慄させた同作だが、実はエスターには、コールマン家の引き取られる以前、別の一家の養子になっていた過去を持つ。
その“ある一家”であるオルブライト家が、本作『エスター ファースト・キル』の舞台だ。一人娘のエスターが行方不明となってから4年後、オルブライト家のもとに、警察からエスターが見つかったという知らせが届く。父・母・兄は数年振りの再会という奇跡を喜び、成長したエスターを迎え入れた。当時6歳だったエスターはいまや10歳、ふたたび幸せな生活が始まる……。家族はそう思っていた。この娘が、どこかが変だと気づくまでは。
公開された超特報映像は、「衝撃のラストから14年、あの娘が帰ってきた」とのコピーに続き、ひとりでブランコをこぐ幼い少女が登場。警官に「名前は?」と聞かれ顔を上げた、その子こそが“エスター”だ。その後ろ姿をデザインしたティザービジュアルも、ピンクの洋服に身を包みながら、左肩には血痕が見られる。
前作は劇場公開後、まるで映画を模倣したような事件が実際に起こるという怪異もあった、“人怖”ホラーの代表作。その前日譚となる本作では、なんと当時12歳で同年代のエスター役を演じたイザベル・ファーマンが続投。25歳のイザベルが、いかにして子どものエスターを演じるのか? その姿が子どもにしか見えないという、違った意味でのホラー演出にも注目だ。
そのほか、オルブライト家の母親役を『ボーン・アイデンティティー』シリーズのジュリア・スタイルズ、父親役を『逆行』(2015)のロッシフ・サザーランド、息子役を『傲慢な花』(2022)のマシュー・アーロン・フィンラン、事件に関わる刑事役を『GODZILLA ゴジラ』(2014)のヒロ・カナガワが演じる。監督は『ザ・ボーイ ~残虐人形遊戯~』(2020)のウィリアム・ブレント・ベル、脚本は『パラサイト 禁断の島』(2019)のデヴィッド・コッゲシャルが務めた。
14年を経て帰ってきたエスターが紡ぐ、新しい恐怖の物語とは? 前作をしのぐ衝撃に備えよ。

映画『エスター ファースト・キル』は2023年3月に全国ロードショー。