マーベル『エターナルズ』サウジアラビア、クウェート、カタール、バーレーン、オマーンで公開中止に

マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)最新作『エターナルズ』が、サウジアラビア、クウェート、カタール、バーレーン、オマーンでは上映されないことがわかった。米The Hollywood ReporterやDeadlineが報じた。
これらの地域では2021年11月11日の公開を予定していた。現地当局の検閲により一部内容の編集が要求されたが、ディズニーはこれに応じなかった。
検閲による編集要求の内容は明かされていない。The Hollywood Reporterの情報によると、劇中に登場する同性愛の描写に起因するという。同作では、ブライアン・タイリー・ヘンリーが演じるヒーロー(ファストス)が同性愛者として登場し、夫とのキスも描かれる。サウジアラビア、クウェート、カタールでは同性愛容認が違法とされている。
これらの国々では2020年、ディズニー&ピクサー映画『2分の1の魔法』も同様の理由で上映されなかった。
Deadlineによるとクウェートやカタールでは、劇中に登場する神や予言に関する描写が冒涜的であるとみなされたことも、上映中止の要因になったとされる。
『エターナルズ』は日本では2021年11月5日より公開されている。
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Source:The Hollywood Reporter,Deadline