マーベル新作『エターナルズ』新キャスト、「ゲーム・オブ・スローンズ」キット・ハリントンら3名が発表 ─ コンセプトアートも米公開

マーベル・シネマティック・ユニバースの「フェイズ4」を飾る“宇宙サイド”の新作映画『エターナルズ(原題:Eternals)』に、「ゲーム・オブ・スローンズ」(2011-2019)のキット・ハリントンら新たな出演者3名が加わった。2019年8月24日(米国時間)、ディズニーの大型イベント「D23 Expo 2019」にマーベル・スタジオのケヴィン・ファイギ社長と本作のキャストが登場し、追加情報を告知している。
『エターナルズ』は、巨大宇宙種族「セレスティアルズ」が人類への遺伝子実験によって生み出した「エターナルズ」の人々を描く、長い時間を股にかける群像劇。エターナルズにはスーパーパワーとほぼ不死の肉体が与えられたが、時を同じくして邪悪な種族「ディヴィアンツ」も誕生。人類史の裏側にはエターナルズとディヴィアンツの存在があったとの設定だ。
ハリントンが演じるのは、エターナルズの一員ではなく、人間の男性デーン・ウィットマン。もっともコミックでは、天才的な知性と武器を操る能力の持ち主、騎士ブラックナイトとして活躍するキャラクターだ。隕石によって作られた魔剣エボニーブレイドを手に、黒い馬に乗って戦うヒーローだが、映画版の解釈はいかに。「ゲーム・オブ・スローンズ」でロブ・スターク役を演じたリチャード・マッデンとの再共演にも期待が高まるところだ。
『エターナルズ』には、『キャプテン・マーベル』(2019)でクリー人のミン・エルヴァを演じたジェンマ・チャンも人間を愛するエターナルズのセルシ役で登場。MCUで主要キャストを2役演じるのはチャンが史上初だが、ミン・エルヴァとセルシの間に役柄上の繋がりがあるのかどうかは不明だ。
さらに新キャストとして、『ダンケルク』(2017)『アメリカン・アニマルズ』(2018)のバリー・コーガンが、他人と打ち解けず孤独を愛するドルイグ役を演じる。ハリントンのMCU作品出演は、2019年8月24日に米Deadlineにて報じられたばかり。チャン&コーガンが『エターナルズ』の出演交渉に入っていることは2019年8月上旬に伝えられていた。3人の出演が正式に発表されたのは今回が初めてとなる。
そのほか本作では、『トゥームレイダー』シリーズや『チェンジリング』(2008)のアンジェリーナ・ジョリーが戦士セナを、「ゲーム・オブ・スローンズ」(2011-2019)『シンデレラ』(2015)のリチャード・マッデンが全能のイカリスを、『メン・イン・ブラック:インターナショナル』(2019)のクメイル・ナンジアニが宇宙の力を持つキンゴを演じる。
『ウォーキング・デッド」のローレン・リドロフは、高速移動の能力を持ち、女優本人と同じく聴覚に障害を持つヒーローのマッカリ役。『スパイダーマン:スパイダーバース』(2018)のブライアン・タイリー・ヘンリーは天才発明家のファストス、『デスペラード』(1995)『フロム・ダスク・ティル・ドーン』(1996)のサルマ・ハエックは賢く神秘的なリーダーのアジャク、子役リア・マクヒューは“永遠に若く、魂は年老いた”スプライト、『新感染 ファイナル・エクスプレス』(2016)のマ・ドンソクは剛腕のギルガメッシュを演じる。

なおD23 Expoでは、主要キャラクターのコンセプトアートもステージで公開されている。
The cast of Marvel Studios’ The Eternals takes the stage at the #D23Expo pic.twitter.com/TR1gYEEq1w
— Marvel Studios (@MarvelStudios) August 24, 2019
A closer look at the cast of Marvel Studios’ THE ETERNALS on stage at the #D23Expo pic.twitter.com/bTSkoXh6xI
— Marvel Studios (@MarvelStudios) August 24, 2019
映画『エターナルズ(邦題未定、原題:Eternals)』は2020年11月6日に米国公開予定。監督は『ザ・ライダー』(2017)がカンヌ国際映画祭で絶賛されたクロエ・ジャオ、脚本はマシュー&ライアン・ファーポが務める。
Source: Disney