マーベル『エターナルズ』主人公がついに判明 ─ 豪華キャストの群像劇、軸を担うのは

マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)の新作映画、『エターナルズ』の主人公というべきキャラクターがついに判明した。マーベル・スタジオのケヴィン・ファイギ社長が語った。
『エターナルズ』は、宇宙種族・セレスティアルズが人類への遺伝子実験で生み出した“エターナルズ”の人々を描く、7,000年にわたる一大群像劇。出演者にはアンジェリーナ・ジョリーをはじめ、「ゲーム・オブ・スローンズ」のリチャード・マッデン&キット・ハリントン、『新感染 ファイナル・エクスプレス』(2016)のマ・ドンソク、『ゴジラvsコング』(2021)のブライアン・タイリー・ヘンリーのほか、クメイル・ナンジアニ、サルマ・ハエック、ローレン・リドロフら豪華キャストが揃った。しかしながら、物語の軸が誰なのかは不透明なままだったのである。
このたび、ファイギ社長は米Varietyの取材にて「この群像劇に主人公がいるとしたら、それはジェンマ・チャン演じるセルシです」と明かした。エターナルズの面々は不死の肉体とスーパーパワーを持ち、セルシは念力や物質変換、幻覚、テレポートなどの能力を駆使するキャラクター。演じるチャンは、過去に「セルシは人間に最も親近感を抱いていて、ふたつの恋愛に関わっている」と語ったことがあった。
セルシをめぐるラブストーリーに関わると予想されているのが、リチャード・マッデン演じるエターナルズの一員・イカリスと、キット・ハリントン演じる人間のデーン・ウィットマン。ファイギ社長は「主人公がいるとしたら」と述べ、あくまで群像劇であることを強調しているが、セルシが物語の主軸になるのであれば、この二人の存在も必然的に重要なものとなりそうだ。もちろん、その他のキャストがセルシの物語にどう絡むのかも気になる。
なお『エターナルズ』では、コミックに描かれているキャラクターの設定を一部変更し、性別やセクシャリティ、民族性などを独自のものに改めている。キャスティングにもこうした意向は反映され、セルシ役の女優もありとあらゆる候補者を検討した結果、チャンに白羽の矢が立ったとのことだ。MCU作品には『キャプテン・マーベル』(2019)のミン・エルヴァ役に続き2度目の登板という珍しいケースだが、ファイギ社長は『エターナルズ』のチャンについて「彼女がセルシ役にふさわしいことは映画で証明されています」と豪語している。
映画『エターナルズ』は2021年11月5日(金)に全国公開。
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Source: Variety