Sawady 2021.11.7 12:00 Topic | Tv/Movie

【ネタバレ】『エターナルズ』続編の可能性やいかに ─ プロデューサーが意味深な発言、出演者と監督はどう考える

この記事には、『エターナルズ』のネタバレが含まれています。必ず本編をご鑑賞してからお読みください。

『エターナルズ』の本編終了後、スクリーンには「エターナルズは帰ってくる（Eternals will return）」とのテロップが表示された。大抵、このメッセージは続編の製作を知らせるものだが、『エターナルズ』の場合、必ずしもこれに当てはまるとは限らないのかもしれない。プロデューサーのネイト・ムーアが、The Toronto Sunで気になる発言をしているのだ。

『エターナルズ』の続編計画について訊かれたムーアは、「必ずしも作らなければいけない、というものではありません」と回答。元々、本作は単独作品として作られていたようだから続編も期待されていた。しかし、ムーアの発言により、シリーズ化が確約されていないことが判明したのだ。さらにムーアは、MCUの単独作が基本的に3作以上製作されてきた従来の流れを踏まえて、こう続ける。

「もちろん、次にどう進めるかというアイデアは持っています。しかし、3部作である必要も、今作がその1作目であるといった厳格な決まりもないんです。」

ムーアの言葉に確証を与えるかのように、『エターナルズ』劇中で今後のMCU再登場が大きく示唆されたデイン・ウィットマンを演じるキット・ハリントンも、米Varietyとの取材で「確定していることは何もありません」と話していた。もっとも、これはキャスト個人に知らされていないだけかもしれない。

というのも、2021年9月末の時点で、マーベル・スタジオは未発表のものを含めて計31の企画を進行させていることが判明しているのだ。『エターナルズ』の続編もそこに含まれていることは大いにあり得る。

もしも『エターナルズ2』なるものが製作されるとすれば、1作目でメガホンを取ったクロエ・ジャオ監督は続投に前向きな模様。米The Playlistとの取材で、ジャオ監督は「もしマーベルのチームと一緒に2作目にも続投してほしいと頼まれれば、すぐにでもそうします」と語っている。

もっとも、ジャオ監督が「今は様子見です」と続けているように、現状は2023年の上半期まで発表されているフェイズ4作品を一つひとつ観ていくほか我々ファンにできることは無い。ちなみに2020年12月には、新作を含めたMCUのラインナップが一挙に発表されたことが記憶に新しい。同様のビッグアナウンスメントはいつやってくるかも知れないから、油断は禁物だ。